ジェフ・コブの退団が発表された新日本プロレス。人気レスラーとの別れは辛いものですが、新日本のロッカールームには「これは絶好のチャンスだ」と考えている、次世代を担うレスラーたちがいます。
デビッド・フィンレーも、ケニー・オメガやジェイ・ホワイトなど新日本のトップ外国人レスラーたちが他団体へ移籍したことを「自分が成り上がるチャンス」にしようと懸命にもがいてきたレスラーの一人です。今やトップ外国人レスラーの一人として地位を確立した彼は、「誰かが去っても、誰かが次の出番を狙っている」という新日本のロッカールームの雰囲気をよく知っています。

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Fightfulによるインタビューの中で、彼は新日本の選手層の厚さや成長のサイクルについてポジティブに語りました。ファンにとっては辛い別れでも、レスラーたちにとってはチャンスになる。そうしたことを繰り返し、新日本は成長を続けていきます。
新日本は1972年から続く団体だ。レスラーが出ていくのは珍しいことじゃない。これまでもずっとやってこれたし、これからも新しいスターは生まれ続ける。新日本は全員のレベルが非常に高いからね。誰もがチャンスに飢えてるんだ。
チャンスをもらえたら、全力でぶつかる。それがプロレスというビジネスの本質だよ。いつの時代も選手が出ていくことはあるけど、それは次の世代が現れるチャンスでもある。最初から準備はできていたってことを証明するだけさ。
コブの退団により、彼と共にIWGPタッグ王座を保持していたカラム・ニューマンが後藤洋央紀の持つIWGP世界ヘビー級王座に挑戦することになりました。このチャンスをどう活かすか…。ニューマンは試練の時を迎えます。そんな彼のことを、フィンレーは頼もしく見守っているのかもしれません。
(Fightful)
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