ヒールユニット”The Inner Circle”を立ち上げたクリス・ジェリコが、インタビューでWWE・NXTとのテレビ戦争「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」について語りました。
「NXTはマイナーリーグ」
先日、セス・ロリンズがファンから「ケニー・オメガと対戦する可能性はある?」と質問され、「彼がマイナーリーグでの活動を終えたらね」とコメントしたことが話題になりました。
ジェリコはこの発言を引用し、NXTについて次のように語っています。
NXTは未だにマイナーリーグだ。あそこで活動しているレスラーたちは無名で、私達の競争相手ではない。俺たちが勝つよ。AEWにはスター・パワーがあるからね。
言葉のプロレスをさせたら右に出る者はいない。ジェリコ節が炸裂しています。
ビンス・マクマホンの「天才的なひらめき」
10月2日(水)から放送が始まったAEWのウィークリー番組”Dynamite”に対抗する策として、WWEはこれまでWWE Networkで配信してきたNXTをケーブルテレビ局での放送に移行し、Dynamiteの裏番組にするという大胆な決断を下しました。これによって「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」が始まることになったわけですが、ジェリコはこの決断について次のようにコメントしています。
「メインブランドとAEWの争い」ではなく、「マイナーリーグとAEWの争い」というように焦点をずらしたのは、ビンス・マクマホンの天才的なひらめきだったと思うよ。
10月第4週の視聴者数が963,000世帯だったDynamiteにとって、200万という数字をキープしているRAWとSmackDownは高い壁です。NXTの最近の視聴者数は70万前後で、DynamiteはNXTに大差をつけている状態ですが、競争相手がNXTということで、ウェンズデー・ナイト・ウォーズは「WWEのメインブランドには関係のない争い」という印象をファンやプロレスをよく知らない層に与えている可能性はあります。
このジェリコの発言はからかいがメインなのでしょうが、言っていることは正しいと思います。
(参考: SESCOOPS)