2025年末に引退するジョン・シナ。彼の育ての親であり、現在はWWEから手を引いているビンス・マクマホンがどう動くかに注目が集まっています。
2024年1月、彼は元WWE女性従業員から性的暴行や性的人身売買の訴訟を起こされ、これがきっかけでWWEから去ることに。以降は公の場に姿を見せることがほとんどなくなりましたが、先日放送された故ハルク・ホーガンのドキュメンタリー番組でインタビューを受け、元気な姿を見せました。
ビンスはホーガンやザ・ロック、スティーブ・オースチンなど、プロレス界のみならずポップカルチャー全体に凄まじい影響力を持つビッグスターたちを何人も輩出してきましたが、シナもそのうちの一人。ビンスとのタッグがなければ、ハリウッドの大人気俳優へ転身するチャンスは来なかったかもしれません。
一部では、シナの引退試合にビンスが登場するのでは…とも噂されています。WWE殿堂入りレスラーのババ・レイ・ダッドリー(ブリー・レイ)は、名物番組Busted Open Radioでこの噂に言及し、「可能性はある」と指摘しました。
ホーガンのドキュメンタリー番組やWWEが公開したホーガンの追悼動画に、ビンスは何度も登場した。時間は僅かだったかもしれないけど、物事はそこから始まる。WWEでのビンスはもう最後なのか、それとも今回の露出で扉が少し開いたのか……と考えてしまうよね。
もしビンスが再び権力を奪い返そうとするキャラクターで戻ってきたら? 正直、スターウォーズのパルパティーン皇帝の雰囲気を感じた。ビンスほどの「いじめっ子」ヒールはいなかった。オースチンにはマクマホンが必要だったよ。
12月のジョン・シナ引退試合でビンスが登場し、花道を飾る……。いいアイデアだと思う。とても感動的な夜になるだろうし、ジョンにチャンスを与えたのはビンスだ。その瞬間だけは現実の問題を忘れて、ポジティブな雰囲気に包まれるはずだ。
プロレス界は計算高い。ホーガンのドキュメンタリーにビンスが登場したこのタイミングで、SNSでの反応をチェックして、ビンス復帰の可能性を探るはずだ。

(Inside The Ropes)
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