WWEのスター選手たちは大金を稼ぐことができます。世界一のプロレス団体で身を削って戦うことの報酬は少なくありません。
元WWE王者のJBLは、かつて「最低保証年俸」付きの契約を結び、より高額の報酬を得るために尽力しました。そして、彼の全盛期にあたる2004~2005年には、最低保証年俸の9~10倍の年俸を稼ぐことができていたといいます。
出演したPodcast番組で、彼は現役時代の「WWEの報酬制度」を語りました。当時は「興行収入の29%を、選手やスタッフたちで分配する」システムがあったそうですが、実際には当時の最高責任者であるビンス・マクマホンが「勘」で報酬を決めていたといいます。もちろん、根拠はありますが…。
正直、最低保証年俸にはあまり関心がなかった。「自分で狩った獲物を食え」って考えがあったから。ちゃんと結果を出せば、ビンスは俺に報いてくれると信じてた。実際そうだったし、彼は「報酬を出す男」だったよ。金のことで不安になったことはなかった。
たしかに、建物、従業員、タレントで興行収益の29%を分配するっていうルールがあった。でも、それがどうやって個別に割り振られてたか……というと、まあデタラメだったね。
ギャラのリストをビンス本人が全部チェックしてたんだ。給与関係を手伝ってた人たちから話を聞いたら、ビンスは「こいつの額を変えろ」「こっちはこれだけ出せ」って感じで、その場の感覚で選手たちへの報酬を決めていたらしいよ。
要は「この選手はどれだけ引きがあるか」「どの位置にいたか」「どれだけチケットを売ったか」を、ビンスの主観で判断してたってこと。全部、彼の「勘」だったのさ。
ビンスが評価している選手にはしっかりと報酬が支払われる。WWEらしい裏事情ですね。日本ではそろそろ夏のボーナスの時期。こちらは「勘」で決めないでほしいです。
(eWrestlingNews)
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