2019年にAEWが旗揚げしてから、WWEは徹底的なAEW対策を取ってきました。
特に近年は、AEWがPPVを開催するスケジュールに対してWWEが「後出しで」NXTのPLEやSaturday Night’s Main Eventをぶつけることが多く、特に7月開催のAll Inに対し、WWEはNXT・Saturday Night’s Main Event・女子限定PLE Evolutionの3大会を同じ週末に開催しました。
AEWのトニー・カーン社長は、以前のインタビューで「凄まじい、一貫したカウンター戦略だ。でも、過去に同じ状況で苦戦したジム・クロケット・プロモーションズのようにはならない」と力強く語っていましたが、WWEの方針は変わっていません。
PSOT Wrestlingによれば、複数の関係者から「WWEが現地9月20日にメインロースターによる追加PLEの開催を検討している」といいます。開催地はアメリカ・インディアナポリス。同日にはAEWがカナダ・トロントでPPV・ALL OUTを開催します。
これがSaturday Night’s Main Eventのようなテレビの特別番組なのか、本当にPLEなのかは不明ですが、とにかくAEW対策が徹底していることがわかります。最近のAEWは勢いを取り戻していますし、WWEとしても「絶対に潰したい相手」なのかもしれません。
(Wrestling Observer)
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