2023年にWWEから退団したロンダ・ラウジーは、MMAフォー・ホースウィメンの盟友マリーナ・シャフィール(AEW)とともにWrestling RevolverやROHでタッグマッチに挑みました。しかし、これらの試合の実現には様々な問題があったようです。
WWE時代のラウジーは、シャフィールやシェイナ・ベイズラーなどMMA時代からの仲間たちと組むことを熱望していました。しかし、ビンス・マクマホンの判断によりこれらは実現せず、彼女は不満を抱くことに。現在、彼女はWWEを徹底的に批判し続けています。
そんな彼女にとって、大舞台ではないもののシャフィールとタッグを組む機会は貴重なもの。2人での試合を熱望する一方、RevolverやROH参戦に至るまでの過程には不満を抱いていました。
レスリング・オブザーバーによれば、AEW/ROHのトニー・カーン社長がシャフィールのRevolver参戦に難色を示していたのだそうです。その理由は、同じ週にAEW・ROH・Revolverが同じ地域でショーを開催するため。AEWやROHでの出番の有無はともかく、所属レスラーが同じタイミングで同じ地区の他団体のショーに出場するのはよくない…と考えるのは、プロモーターとして不思議なことではありません。
しかし、そこで事態を解決に導いたのはAEWのエース、ジョン・モクスリー。Revolverのオーナーは、かつてモクスリーとタッグチームを組んでいた盟友サミ・キャラハンでした。モクスリーは、キャラハンとの友情やシャフィールへのリスペクトを理由に参戦を後押し。これが決定打となり、トニーはシャフィールのRevolver出場を承認しました。ただし、その代わりに「彼女とラウジーがROHにも出場する」ことを要求し、試合が実現したのです。
その後、ラウジーは一度もAEW/ROHのリングに上がっていません。しかし、トニーは「復帰の扉は開かれている」と名言しており、すべては彼女の判断次第となります。
ただ、現在のラウジーはプロレス界と距離を置いており、復帰が実現する可能性は低いと言えるでしょう。




(Wrestling Observer)
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