PPV・ALL OUTでハングマン・アダム・ペイジの持つAEW世界王座に挑戦したカイル・フレッチャー。TNT王者でもある彼は、シングルプレイヤーとしての実力を存分に発揮しています。
残念ながら試合に敗れ、タイトル獲得とはならなかったものの、その試合内容はファンから非常に高い評価を得ました。Cagematchのユーザーレビューでは9.27(記事作成時点)の高得点。ALL OUT自体も評判の良いショーになりました。
フレッチャーにとって、この試合は「若手」から「メインイベンター」への成長を宣言する特別なものでした。最新のインタビューで、彼は試合を振り返って次のように語っています。
俺のキャリア全体を通して、ずっと若手として扱われてきた。「君には無限のポテンシャルがある」「将来、世界王者になるだろう」と常に言われ続けてきたよ。そして今、俺は本当に自分の本領を発揮し始めている段階に来ていると思う。
「いつか偉大になる」「いつか何者かになる」という考えを振り払うことが、俺にとって重要だと思っているよ。なぜなら、俺は今、偉大だからだ。
あの試合は自分自身を試す側面でもあった。俺は自分がその準備ができているかを確認したかったんだ。頭の中ではいくらでも信じ込めるけど、自分自身にも証明しなければならないからね。だから、あれは大きな試練だった。
俺は自分がメインイベントにふさわしいことを証明したと思う。世界王座は獲得できなかったが、多くの人々に、それはそう遠くない未来に実現するかもしれないと証明できたと思っているよ。
俺はAEWを設立当初からずっと見てきた。The Eliteのメンバー全員については、それよりもさらに長く追っているし、ハングマン・ペイジは俺が多大なリスペクトを抱いている人物だ。彼はおそらく、プロレス界全体でも最も奥深いキャラクターの一人だと思う。
そんな彼が、試合後の記者会見で俺を称賛してくれた。あの言葉を聞いたことで、自分が正しい道を進み、正しい方向に向かっていることを、改めて確信できたよ。
(Fightful)
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