現在、アメリカにおいてWWEのPLEはスポーツメディアESPNが配信しており、プロレス界とは異なる客観的な視点でショーが取り上げられることもあります。
先月開催されたWrestlepaloozaは、ESPNで配信される初のWWEのPLEとなりました。しかし、ショーの内容がイマイチだったため、ESPNのアンドレアス・ヘイル記者はレビュー記事で「期待外れのC評価」をつけ、WWE内部で「どうして汚点になるような記事を公開するんだ?」と動揺が広まったとされています。ESPNにもスポーツメディアとしての立場がありますから、いくらWWEと超大型契約を結んだばかりとはいえ客観性を重視する必要がある…ということでしょうか。
こうした背景もあって、先日開催されたCrown Jewelオーストラリア大会にESPNとヘイル記者がどのような評価をつけるのかに注目が集まっていました。そんな中、彼はCrown Jewelに「B評価」をつけ、その理由を次のように説明しました。
大会は、比較的大人しいストリートファイトと、女子王者対決としてはあまりにも短い試合で序盤はつまずいたが、ジョン・シナとAJスタイルズによる文句なしに素晴らしい試合によって救われた。この一戦は、彼らの長年のライバル関係に見事な終止符を打った。
セス・ロリンズが手段を選ばない形でコーディ・ローデスに報いを受けた試合や、女子タッグマッチも共に力強く、平凡な出来だったWrestlepaloozaの後、WWEが見せた記憶に残る復活劇の土台となった。
ヘイル記者は、シナとAJの試合を「文句無しのベストマッチ」「プロレスへのラブレターだ」とA評価をつけました。この一戦では、両者が過去のライバルたちへ敬意を表するムーブを披露しています。


(SESCOOPS)
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