現地時間2月12日に放送された里歩とのタイトルマッチを制し、AEW女子世界王座を勝ち取ったナイラ・ローズはトランスジェンダー・レスラーです。
AEW所属のLGBTを公言しているレスラーはローズとソニー・キスの2人。ともにLGBTを嫌悪する一部ファンからの誹謗中傷を浴びることがあり、度々問題になっています。
ローズがAEW女子世界王者になったことについて、偏見を持つ一部のファンが「彼女がトランスジェンダーである」ことを理由に不満を口にしたり、「AEWを見るのはやめる」などと発言しているようです。こうした声に対し、ダスティン・ローデスは次のようにコメントしています。
トランスフォビアのクズにはうんざりだ。俺の息子はトランスジェンダーなんだよ。こんなにも多くのヘイターが攻撃に加わっているのを見るのは悲しい!うぬぼれるな!黙ってろ!
Sick of this Trans fobia crap. My son is Trans and it saddens me to see so many hateful people on the attack! Get over yourselves and stfu! #KeepSteppin
— Dustin Rhodes (@dustinrhodes) February 14, 2020
彼の怒りが伝わってきますね。ナイラへの攻撃をトランスジェンダー全体への攻撃と見做し、憤っています。
以前、ローズはインタビューで次のように語っていました。
悲しいことに、ネガティブなものはポジティブなものよりも目を引いてしまうようです。重圧に耐え、憎しみなどに耐え、それらを背負うことができた時、私は自分の強さを知ることになるのです。私を打ちのめす必要のある人たちがいて、次の世代、若い世代がより暮らしやすくなるために私がその行いに耐えなければならないのなら、私は喜んで受けて立ちます。
強い意志で立ち向かってほしいです。また、AEWがこうした発言に対して今後どのような対応をとっていくのかにも注目したいと思います。
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