最近は4月上旬に収録された内容を放送していたAEW・Dynamite。現地時間5月6日から生放送と収録済みの映像を組み合わせた放送が始まります。
これまでのAEWの流れをおさらいしておきましょう。
アメリカでの新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化して以来、AEWはオーナーのシャヒド・カーンが建設に深く関わったフロリダ州ジャクソンビルのデイリーズ・プレイスという会場で収録を行ってきました。
しかし、フロリダ州で4月2日夜から有効になる外出禁止令が出たことにより収録継続が困難に。AEWはアソシエイト・プロデューサーのQTマーシャルがトレーナーを務めるジョージア州のトレーニング施設での収録を決断します。
フロリダ州全体に30日間の外出禁止令が出される。WWE・AEWに影響を及ぼす可能性も
アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。 WWEとAEWは現在フロリダ州で無観客の番組を収録・放送していますが、フロリダ州では感染者が急激に増加しています。1日、デ...
そのジョージア州では、4月3日から10日間の外出禁止令が有効になるという状況でした。僅かな時間の間に5月分までの収録を行い、団体は活動休止に入ります。
【AEW】ここ最近のDynamiteのエピソードはすべてトニー・カーンが手掛けている
AEW設立前は1人のプヲタ青年(NFLやサッカーチームの共同オーナーもやってるお金持ち)だった社長のトニー・カーン。今、彼はプロデューサー / ライターとしての歩みも進めています。...
その間に、フロリダ州知事のロン・デサンティスは、「全国の視聴者に向けたプロスポーツやメディア制作は、非公開を条件に継続を許可する」という命令を出しました。この命令はWWEの生放送再開のきっかけになっています。
WWEのプロレス実況再開 「不可欠なサービス」と認定
新型コロナウイルス感染拡大の影響でスポーツイベントの中止が相次ぐなか、米プロレス団体WWEはフロリダ州オーランドにある訓練施設を使って試合の実況放送を再開した。
WWEだけでなく、AEWにとってもこの命令は重要な意味があり、デイリーズ・プレイスでの部分的な生放送を再開することができた、というのがこれまでの流れです。
クリス・ジェリコは、ふたたび始まる生放送についてこう語っています。
誰もが仕事に戻りたがっていたと思う。これまでに約4週間分の内容を撮影していたけど、この状況がどうなるのかをみんな見守っていたんだ。
ゆっくり始めていって、生活に溶け込もうとしているんだ。この試みは完璧だと思う。感染予防措置やそれに準じた対策を取るのは言うまでもない。でも、元の軌道に戻る時が来た。楽しみだ。
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