現地時間11月9日に開催されたAEWのPPV”Full Gear”。この日最も話題になったのは、ケニー・オメガとジョン・モクスリーによるデスマッチでした。
ケニーによる板がむき出しになったリングへのフェニックス・スプラッシュなど、壮絶なシーンがいくつもあったこの試合。開催地となったメリーランド州の体育委員会は、この試合のプロモーターだったことを理由に、AEWに対して1万ドルの罰金を科しました。
この試合中、2人は凶器による攻撃などで出血していました。命令によれば、AEWはプロレスのコンテンツとそれに関連する州法に違反した疑いがあり、委員会はAEWに対する行政告発が適切だと判断した模様です。書類には、試合でどのような凶器が使われたのか、どのようにして2人が出血したのかが詳細に記載されています。
また、委員会は、負傷・出血しているように「見せる」ことで、両選手が負傷する可能性を減らすための予防措置を取ったことは認めるものの、予定通りの行動によって2人が出血し、リングにそれが流れたことも指摘しています。
AEWは、命令を受けてから30日以内に罰金を委員会に支払うことに合意しています。
あわせて読みたい
ACHが「WWEの人種差別告発騒動」を振り返る。「多くのファンを失望させてしまった」
2019年10月、当時WWEで「ジョーダン・マイルス」というリングネームで活動していたACHは、WWEが制作した彼の新グッズが人種差別的であると告発しました。暴走した彼の怒りはあら...
【WWE】解雇されたリオ・ラッシュが引退を示唆
先日、WWEは大規模なリストラを敢行し、多くのレスラーが職を失いました。リストラ対象者のリストの中には、元NXTクルーザーウェイト級王者のリオ・ラッシュの名前もありました。 5日、...