6月下旬から海外プロレス界を騒然とさせているTwitterのハッシュタグ”#SpeakingOut”。プロレスラーたちの問題行為が次々と告発される中、マット・リドルには女性レスラーに対する性的暴行疑惑が浮上しています。
リドルから性的暴行を受けたと告発したのは、女性インディペンデント・レスラーのキャンディ・カートライト。レスラーたちとバンに乗って移動している最中、他のレスラーたちが寝静まったところでリドルから被害を受けたと述べています。
この件について、リドルは以前から疑惑を否定しており、リドル家の弁護士を務めるダニエル・ローズは、カートライトが一家に対して2年前からストーキングを行っていると非難しました。2年前というのは、カートライトが告発した出来事が起きた2018年のことでしょう。
今日、リドルはTwitterでボイスメッセージを公開しました。
手短に言うと、俺は人生で一度も性的暴行をしたことはない。相手が男性であれ、女性であれ、誰であれ。
完全に嘘だ。でっちあげだ。君はまだ怒っているね。その理由がわかる?そうだ、君は正しい。俺たちは不倫をしていた。その証拠が君にはたくさんあるだろう。わかるか?否定はしないよ。実際に起きたことだから。こんなこと話したくない。恥ずかしいよ。妻を騙してそんなことをしていたんだから。
俺たちは関係を持った。浮気した。妻には嘘をついてこのことを隠していたから、悲しく、憂鬱になったよ。友達にも隠していた。誰にも知られたくなかったし、クールなことじゃないってわかっていたからね。自慢気に言いたくなかった。
こんなこと、終わらせようと思った。妻に伝えたよ。終わらせようとして、SNSで君をブロックした。すると、君はメッセージアプリを使うようになり、何度もメッセージを送ってきた。それもブロックした。俺は電話番号を変えたけど、君は新しい番号を調べ、またメッセージを送り続けた。別のSNSのアカウントも作って、俺がそれらをブロックするまでメッセージを送り続けた。今度は嫌がらせをするようになった。ホテルに現れて、俺の友達に嫌がらせをする。「彼はどこ?彼はどこ?彼はどこ?」と。君は気付くべきだ。もし、君が俺のことをストーキングしていること、嫌がらせをしていることに気付いていないのなら、君は狂人だ。
結局のところ、俺は完璧な人間じゃない。俺たちは不倫をした。そのことについては喜べない。でも、俺は誰に対しても性的虐待・性的暴行をしたことはない。俺がこの関係・状況から抜け出したいと望んだ時、彼女は「ノー」と言った。そして、俺を追いかけ、嫌がらせし、ストーキングし続けてきた。思い通りにならないとわかった時、彼女はSpeakingOutムーブメントを利用して俺のキャリアを台無しにしようとしたんだ。絶対に許せないよ。俺が言えるのはこれがすべてだ。
告発の背景に不倫関係のもつれがあったようです。両者の間に認識のズレがあることは間違いありませんし……なんとも複雑な話ですね。不倫中に起きた出来事を「利用」していたのなら、カートライトの告発は悪質と言えるかもしれません。ただ、リドルが関係を清算するために取った行動にも問題がありそうです。
もっとも、妻帯者(2011年に結婚)の身分で浮気したリドルがすべての原因だと個人的には思いますが……。カートライトからの反論があれば、その内容はよりスキャンダラスなものになるかもしれません。
Wanna know the truth about all these allegations watch this video pic.twitter.com/kW4EQqcugx
— matthew riddle (@SuperKingofBros) July 8, 2020