2019年10月から始まった2つのプロレス番組によるテレビ戦争「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」。WWE・NXTとAEW・Dynamiteが毎週しのぎを削っています。
この戦争において、視聴者数争いでは基本的にDynamiteがNXTを上回ることが多くなっています。しかし、ここ3週はNXTが勝利しているのです。
この件について、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、「NXTにはコマーシャルが少なく、それが違いを生み出した」と指摘。また、Dynamiteとの争いに対し、NXTの放送局であるUSA Networkが本気で勝ちに行っているとコメントしています。
Dynamiteの放送局はTNT。ケーブルテレビ局同士の争いもあるのですね。
ところで、AEW社長のトニー・カーンは、最近の数字に対してスリルを感じているそうです。アメリカのテレビ業界において、最も重要な数字は18〜49歳の視聴率。視聴者数ではNXTに遅れを取っているものの、この層の視聴率では上回っており、最新回は水曜日にケーブルテレビ局で放送された全番組の中で第7位にランクインしているのです。最新回の場合、Dynamiteが0.28なのに対し、NXTは0.20でした。
Here’s the chart the industry uses to analyze performance. The leftmost color-coded column is 18-49 demo. The rightmost color-coded column is total viewers. The chart’s ranked by 18-49 viewers. We love & value all viewers, in or outside that demo, but that’s how we score the game pic.twitter.com/aipX0MDfjP
— Tony Khan (@TonyKhan) July 9, 2020
ウェンズデー・ナイト・ウォーズの楽しみ方は1つだけではありません。どこに目をつけるかによって意見は変わってきます。