レジェンドレスラーのAJスタイルズが、19歳の息子エイヴリー・スタイルズにかかる「二世レスラーの重圧」を心配しています。プロでの試合数がまだ10試合に満たない中、父の名に応えようとして不要な危険まで冒していると感じているようで……。
エイヴリーは、2026年6月にプロレスラーとしてデビューし、父のAJがセコンドに付きました。7月31日にはGCWへ初参戦し、アレックス・レブを破って勝利しています。インディシーンで非常に大きな注目を集めるエイヴリーには、父を超えるようなレスラーへと成長していくことが期待されています。
19歳で経験した初めての一人遠征
自身の番組でエイヴリーのGCW戦を振り返ったAJは、初めて1人での移動を強いられるブッキングだったことが19歳の息子にとって大きな経験だったと考えていることを明かしました。
うん、すごくいいことをやっているし、もちろんいろいろ学んでもいる。今回が、飛行機に乗って一人で試合に向かう初めての遠征だった。これは大きなことだよ。正直、怖い。まだ19歳だからね。
プロレス界には、それ以上のことをやってきた女性たちがいる。あんなことをする勇気があったなんて想像もつかないけど、彼女たちは実際にやってきた。
インディ・ハートウェルもそうだ。今の場所にたどり着くまでに彼女がしてきたことは、本当にすごい話だよ。ほかにも、車を運転したり、バスに乗ったりしてきた人たちがいる。ロクサーヌ・ペレスはバスに乗り、練習へ行くために5時間かけて移動していた。それほど強く、この世界で成功したかったんだ。
だから、インディーの選手がスターになることが多いんだと思う。情熱があって、次の段階へ進むために必要なことをする覚悟があるからね。
父の名が生む不要なリスク
息子が早い段階から注目を集めていることを喜ぶ一方、AJは自分の名前がエイヴリーの重荷になっているとも感じています。エイヴリーが期待に応えようとするあまり、キャリアの現段階では必要のない動きまで試しているように見えると語りました。
うん、順調にやっていて、これだけ前向きに受け入れているのを見るのは素晴らしいことだと思うよ。
残念なのは、父親が誰かということで、彼に大きなプレッシャーがかかっていることだ。だから、ときどき「そこまでやる必要はないだろ」と思えることまで、リングでやらなきゃいけないと感じてるんだ。「今のはやる必要がなかった」と思う場面があるんだ。
ある程度は怪我を避けられるよう、物事には正しい順序があることを考えないといけない。次の試合もあるし、さらに上の段階を目指している途中だからね。
膝を壊して手術を受けることになれば、9カ月は動けなくなる。でも同時に、怪我を心配しながら試合をすることもできない。怪我を気にすると意識が散って、実際に怪我をしてしまうからね。
技より先に学ぶ試合心理
AJは、エイヴリーが自分にはなかった教育を受けている点を強調しました。特に重視したのが、ただ技を並べるのではなく、観客が展開の理由を理解できるように組み立てる試合心理です。
彼は、俺が教わらなかったことも教わっている。たとえば試合心理だ。俺はそこを教わったことがなかった。
観客はプロレスファンなんだから分かっていると、つい決めつけてしまうものなんだよね。でも、分かっていない。分かっていないんだ。俺たちは良い試合を組み立てることができる。でも、試合を進めながら、観客が受け取り、理解しやすいものにしないといけない。
「これはプロレスの一部だからやる」というだけでやってはいけない。プロレスはそういうものじゃない。何かが起きた時に観客が理解できるよう、試合心理を大きな軸にすることが大切なんだ。
試合心理はプロレスの大きな部分を占めているのに、そうは思われていない。技が大事だと思うかもしれないけど、それはハイライトだけを見ているからだ。試合を最初から最後まで見れば、「うわ、よかったな。なるほど、こうしてあの展開になったのか」と思える。それが俺の望んでいることだ。でも、こういう部分を学ぶのは難しい。
二世レスラーに必要な順序
二世として父を超えるには、派手な一場面を増やすだけでは足りません。19歳で試合数も少ない今は、技の意味を観客へ伝える試合心理を身につけることが、姓の重圧を自分の強みに変える土台になりそうです。
(情報源: The AJ Styles Show / WrestlingNews.co)
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