2026年にWWEから解雇されたニッキー・クロスが、ニッキーA.S.H.誕生の舞台裏を明かしました。スーパーヒーローという発想は自身がビンス・マクマホンに対して提案したもので、ビンスが手を加えて親しみやすいキャラクターへ仕上げたと振り返っています。
ニッキーは、クリス・ヴァン・ブリエットのインタビュー番組「Insight」で、ニッキーA.S.H.は自分自身が考案したキャラクターだったと説明しました。当時、タッグを組んでいたアレクサ・ブリスがブレイ・ワイアットと関わるストーリーへ移ったため、自分には新しい方向性が必要だと考えたといいます。
当時はスーパーヒーロー映画が大きな人気を集めていた一方、WWEでは長らく本格的なスーパーヒーロー系キャラクターが登場していませんでした。そこでニッキーは、キャラクターの構想だけでなく、スーパーヒーロー人気についても盛り込んだ大規模なプレゼン資料を作り、ビンスへ直接提出しました。
ビンス・マクマホンが加えた「Almost」の発想
数週間は何の反応もありませんでしたが、その後ビンスからテキストメッセージが届き、アイデアを「天才的だ」と評価されたといいます。さらにビンスは、クリエイティブにキャラクター制作を始めるよう指示しました。
ビンスがイメージしたのはスパイダーマンに近く、本人が自分で作ったように見える衣装でした。観客にとって身近な存在にすることが狙いだったといいます。
ビンスは、客席の少女がニッキーA.S.H.を見て、自分でも簡単に同じ格好をできることも重視していました。高価で複雑な衣装ではなく、身近な人物がスーパーヒーローを目指しているという設定がキャラクターの中心になりました。
WWEでは、クリエイティブ・チームから奇抜なアイデアを与えられた選手が苦労するケースも珍しくありません。しかし、ニッキーA.S.H.は出発点そのものがニッキー自身の発案だったという点で、他とは大きく異なります。
一方、「完成したヒーロー」ではなく「ヒーローを目指している人物」に変えたのはビンスでした。本人のスーパーヒーロー愛と、ビンスが重視した親しみやすさが組み合わさったキャラクターだったということですね。
(情報源: Insight with Chris Van Vliet / Wrestling Inc)
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