レジェンドレスラーのJBLが、ローマン・レインズは毎週テレビで試合をするべきではないという持論を語りました。現在のレインズはプロレス界でほとんど生まれなくなった「特別な存在」であり、出場機会を絞るからこそ一試合の価値が高まると評価しています。
自身のPodcast番組「Something to Wrestle」で、JBLは現地9月14日にメキシコシティで行われたRAWでのレインズ対ペンタの世界ヘビー級王座戦を振り返りました。レインズをザ・シーク、ブルーザー・ブロディ、アブドーラ・ザ・ブッチャーらと比較し、毎週試合をする選手とは違う価値を持つようになったとしています。
かつて各地を転戦したスターたちは、頻繁に姿を見せないからこそ、一度の登場そのものに特別感がありました。JBLは現在のレインズにも同じ価値が生まれており、その希少性がペンタ戦を大きな一戦にしたと見ています。
ペンタはRAW、SmackDown、AAAから8人のルチャドールが出場した王座挑戦者決定トーナメントを勝ち抜いてレインズへの挑戦権を獲得しました。ラレド・キッド、ラ・パルカを破り、決勝では兄弟のレイ・フェニックスに勝利。メキシコシティで世界ヘビー級王座に挑みました。
JBLは、レインズだけでなく、地元メキシコで大きな声援を浴びたペンタについても高く評価しています。実際に大会前からペンタに会うため多くのファンが並んでいた様子にも触れ、その人気を「ロックスター級」と表現しました。
試合ではペンタがレインズの右腕を攻め、メキシカン・デストロイヤーなどで王者を追い込みました。最後はレインズがスピアーを決めて王座防衛に成功しましたが、JBLはレインズの試合内容そのものについても、もっと評価されるべきだとしています。
今回のJBLの評価で軸になっているのは、レインズの強さよりも「どれだけ見せないか」です。通常のRAWで試合をする機会が少ないレインズに対し、WWEは8人のトーナメントを約1カ月かけて進め、開催地メキシコの人気選手であるペンタを挑戦者にしました。王座戦そのものへ到達するまでに特別感を作ったことが、JBLのいう「アトラクションとしての価値」を生かした形です。
同時に、この試合はペンタにとっても大きな機会になりました。敗れはしたものの、母国の観客を背負ってレインズと長時間戦ったことで、王座を取らずとも大舞台での存在感を示しています。王者の希少価値と挑戦者への強い支持、その両方がそろったことが、JBLのいう「完璧にかみ合った」試合につながったと見ることができます。
(情報源: Something to Wrestle / 411MANIA / WWE)







