【WWE】エリック・ビショフがサミ・ゼイン王座奪取の展開を酷評。「特別なものは何もなかった」

WWEインタビュー

エリック・ビショフが、先週のSmackDownでサミ・ゼインがCMパンクから統一WWE王座を奪った試合の結末に不満を示しました。介入を重ねたフィニッシュには感情の高まりやドラマがなかったと批判しています。

現地9月11日放送のSmackDownメキシコシティ大会で、サミはパンクを破って約2カ月ぶりに統一WWE王座を奪還しました。試合終盤にはジョニー・ガルガノとキャンディス・レラエが介入し、さらにケビン・オーエンズが誤ってタイトルベルトでパンクを攻撃。直後にサミがヘルヴァキックを決めて勝利しています。

ビショフはPodcast番組「83 Weeks」で、試合のフィニッシュ自体に技術的な問題はなかったとしながらも、そこへ至るまでの見せ方を厳しく評価しました。

フィニッシュは悪くなかった。基本的にはちゃんと成立していたよ。でも、特別なものは何もなかった。
フィニッシュへ向かっている最中に、感情が流れていくようなものがまったくなかったんだ。「ああ、もう終わりに行くんだな」という感じだった。そこへ向けた積み上げもなかったし、フィニッシュに伴うドラマもなかったよ。
ものすごく定型的な展開だったと思う。改めて言うけど、これが俺のプロレスの見方なんだ。ファンとして見ているわけじゃない。プロデューサーとして見てしまうんだよね。これはもうどうしようもない。
プロレスをほかのテレビ番組とは違う、特別で独特なものにしている部分とのつながりを、少しずつ失っているように思うよ。これが本当にビジネスモデルの変化を表しているのかとも考えてしまうな。実際、ビジネスモデルは5年前と比べても変わったからね。
ビショフが否定しているのは、サミの戴冠そのものではありません。複数の人物を絡ませながら王座を移動させたにもかかわらず、最後の瞬間に向けた感情の積み上げが不足していたというのが批判の中心です。

ビショフはさらに、かつてWWEで数多くの試合構成に携わった故パット・パターソンの存在が現在のWWEには欠けているのではないかと疑問を示しました。パターソンは、印象に残る試合の終わらせ方を考案する能力を高く評価されてきた人物です。

一方で、ポール・ヘイマン、マイケル・ヘイズ、ブルース・プリチャードのようにプロレス心理を深く理解している人物は現在もWWEにいると指摘。幅広い視聴者へ届けることを優先するだけではなく、プロレスならではの心理や感情の流れを重視すれば、番組を特別なものにできるとの考えを示しています。

(情報源: 83 Weeks / Wrestling Inc / WWE)

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