IWGP US王座の現チャンピオンであるジョン・モクスリー。新日本プロレスとの関係は良好で、今後も状況が許しさえすれば新日本で仕事をすることになりそうです。
しかし、当初の予定では、モクスリーは2020年のレッスルキングダムで新日本との仕事を終えるはずだったのだそうです。そして、東京ドームでの対戦相手は、なんとカール・アンダーソンが予定されていたとのこと。
(新日本初登場の)6月からレッスル・キングダムまでのストーリーは決まっていたんだよ。最終的にはカール・アンダーソンと試合をすることになっていた。俺は日本の道場システムで育ったヤング・ボーイのジュース・ロビンソンを倒し、リマッチにも勝利する。ジュースのケツをひっぱたいた後で現れるのは、道場システムの元祖。帰ってきたヒーロー、カール・アンダーソンだ。スタンガンが、あの野郎が帰ってきたのか!って騒ぎになっただろうな。
2019年初頭、カール・アンダーソン & ルーク・ギャローズの去就に注目が集まっていたことを思い出します。2人の契約はこの年の9月に切れることになっていたのです。一時は「退団する」という報道も出たものの、結局7月には残留を決め、2人はAJスタイルズと再合流しました。
当時、AEWと新日本プロレスが2人の動向に注目していたとも報じられていました。新日本としては、2人がWWEを退団した場合の復帰アングルとしてアンダーソン VS モクスリーを考えていたのでしょうね。初代LA道場出身のアンダーソンがこの文脈でモクスリーと対戦することになれば、世界に向けてLA道場の良いアピールができたはず。
ただ、モクスリーが新日本に参戦するという話が進むにつれて彼がG1 CLIMAXに出場するというアイデアが持ち上がり、当初の予定から逸脱していったのだそうです。結局、モクスリーと新日本の関係はレッスル・キングダムの後も続くことになりました。
(Wrestling Observer, Fightful)