2020年8月からWWEが導入している新感覚観戦システム”ThunderDome”。観客席に設置されたディスプレイにファンのバーチャル映像が映し出されるこのシステムには1つの大きな問題があります。
それは、イタズラを防止しきれないこと。以前はクリス・ベノワやKKK、うたた寝するファンの映像などが画面に映り込み、問題になりました。
【WWE】バーチャル観戦システム"Thunderdome"で悪質なイタズラ。KKKとクリス・ベノワが客席にいたと報告される
先週のSmackDownから、WWEは観客席にファンをバーチャル表示する新システム"Thunderdome"を導入しています。無観客での番組収録が続いていただけに、映像だけとはいえ...
WWEでは、複数の団体・個人のイメージが画面に映り込まないよう監視し、不適切だと判断したものを排除しているようです。Heel By Natureは禁止リストの画像を入手し、何が、誰が検閲されているのかを明らかにしました。判別可能なイメージのリストは次の通りです。
団体のロゴ
- AEW
- 新日本プロレス
- インパクト・レスリング
個人
- トニー・カーン(AEW社長)
- Cody(元WWE、現AEW副社長)
- ヤング・バックス(AEW副社長)
- ケニー・オメガ(AEW副社長)
- MJF(AEW)
- ブランディ・ローデス(元WWE、現AEWチーフ・ブランド・オフィサー)
- マーティ・スカル(ROH)
- エンツォ・アモーレ(問題行為が原因でWWEを解雇されたお騒がせ男)
- クリス・ベノワ(WWE在籍中に一家心中事件を起こし死亡したスーパースター)
- CMパンク(元WWEの人気者)
- アルベルト・デル・リオ(元WWE。先日性的暴行と誘拐の罪で逮捕された)
- ライバック(元WWE)
- アシュリー・マッサーロ(元WWE。うつ病に苦しみ、2019年に自殺)
- ジム・コルネット(プロレス界の重鎮。プロレスラーの失敗映像をまとめた動画シリーズ”BotchaMania”のアイコン)
- ヴィッキー・ゲレロ(元WWEの”Excuse me!”の人。故エディ・ゲレロの妻。現AEW)
- 香港旗
- 台湾旗
- チベット旗
競合団体だけではなく、AEW所属の個人やWWEにとって都合の悪い人物のイメージが避けられていることがわかります。それと、中国への配慮ですね。
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