WWEの最高責任者としてプロレス界を引っ張り続けるビンス・マクマホン。現在75歳の彼は、いったいいつまでWWEのトップの座に君臨し続けるのでしょうか?
かつてWWEの名物アナウンサーとして活躍し、現在はAEWで実況アナウンサーを務めるジム・ロスは、自身のPodcast番組で持論を語りました。
彼は同年代の人たちと比べるとまだまだ若い。私たちはいつか必ず死ぬ。この事実を直視しなければならないし、歳を重ねることで人は違った影響を受けるものだ。あの年になっても、ビンスは25歳のように仕事をしているんだ。止まることはない。
時々疑問に思うかもしれないね。彼がどれだけ忙しい日々を送っているのか、巨大な団体を経営する責任がどれほど重くのしかかっているのか、と。その答えはわからないけど、私が心配しているのは「彼が団体を経営できるのか」ではなく、彼の健康状態だよ。
ビンスの忙しさはいろんな人物が語っています。ビンスと接触する機会がそう多くなかったエイデン・イングリッシュいわく、
彼は1人でいる時でさえ威圧感がある。それから、信じられないほど忙しい。特に、テレビは俺たちが彼と一緒にいられる週に1回のチャンスだ。会えるのはその1回だけだからね。ビンスは本当に忙しくて、番組をまとめようとしていたな。超情熱的だよ。
ロスはこう続けました。
団体が彼を必要としなくなるまで、彼はリーダーであり続けるだろうね。WWEを手放すとは思えない。仕事のペースを落としたこともないはずだ。そういう人じゃないからね。もしそんなことがあったとしたら、彼は不満だったろう。私は、すべての人が幸せな場所を見つけるために努力するべきだと信じている。彼の場合は仕事なんだ。いつもそうなんだよ。
それこそがWWEを成功に導いた要因の一つだと思ってる。容赦ない労働倫理の持ち主だよね。WWEの歴史上、彼ほど一生懸命働いたリーダーはいない。ビンス・マクマホンだけだ。無趣味で、ジムに行き、働く。それだけだ。
ビンスに対していろいろと言いたいことのあるファンはたくさんいるでしょうが、勤勉であることは間違いありませんからね…。そして、WWEを今もなお業界最大手の団体たらしめているのも彼のおかげ。もちろん、HHHやステフ、シェインが今のWWEを率いたらどうなるのかにも興味はありますけどね。
とはいえ、年も年なので、健康第一で頑張ってほしいです。ここ数年起こりがちな「ビンスの番組構成チェックがないまま放送当日を迎える」という事態が彼の高齢化によるものなのかはわかりませんが…とにかく健康で。
(参考: Wrestling Inc)