現在、AEWは2人のビッグスターとの契約が噂されています。CMパンク、ダニエル・ブライアン。WWEのレジェンド級の活躍を見せた彼らのスクープを報じたのは、プロレス界の裏側を扱う読み物「Dirt Sheet」のサイトを運営する2人の男でした。
パンクとの交渉を報じたのは、多くのスクープを報じてきたFightfulのショーン・ロス・サップ。一方、DBとの交渉を報じたBodyslam.netはFightfulと比べると規模が小さく、オーナー兼ライターのキャシディ・ヘインズのTwitterアカウントはフォロワーが2,500人程度です。サップのフォロワーは約85,000人なので、ヘインズ個人への注目度はそれほど高くなかったと考えられます。
大スクープを誰よりも早く報じたヘインズは、同じくDirt SheetサイトであるWrestling IncのPodcastにゲストとして招かれました。そこで、記事公開の経緯や、今回のスクープへの自信について語っています。
(自信について)「あのニュースって、どれくらいの自信があってリリースしたものなの?」ってみんなに聞かれるんだけどさ。あれは間違いなく俺が報じてきたニュースの中でも最大のものだ。「キャリアを賭けたスクープなんだろうな」と思われてるかもしれないけど、もしこの記事がガセだったら、信頼を取り戻すのは大変だよ。それだけ大きな自信を持ってリリースしたんだ。これはみんなに言っておきたいことだし、「そうなんだな」と思ったほうがいいよ。
(記事公開の経緯)すごいストレスだったよ。ダニエル・ブライアンの件と同時にCMパンクの件も聞いていたから、あんまり眠れなかった。情報収集と平行して、何人かの仲間たちに「こんな話知ってる?」と確認したり……そうそう、その頃に(ショーン・ロス・)サップがパンクについてのニュースをリリースしたんだ。これは急がなきゃいけないぞと思ったな。パンクの話が出るということは、ブライアンについての情報が広がるのも時間の問題だったからね。
ブライアンの噂は色んな人の耳に入っていたんだ。でも、情報を疑問視する人がいたり、調べても情報の正確さを確認できない人がいたり、という状況だった。俺はこれまでに経験がないほどしっかりと情報の正確性を確認していって、目に見える証拠をいくつか掴んだんだ。それで、記事を公開するに十分な状態にまで持っていくことができた。いい感じだったね。誰かに出し抜かれるかもしれない…っていうストレスはあったけどさ。
こういう形でライターが注目されるというのは珍しい出来事な気がします。それほどインパクトの大きなスクープだったということですね。