ブレイ・ワイアットにはAEW入団の噂がついて回っています。レスリング・オブザーバーは、2021年7月にWWEから解雇された彼はAEWに入団する可能性が高いと報じていました。また、インパクト・レスリングも彼の獲得に強い関心を示しているとされています。
報道によれば、ワイアットは現地9月29日放送のDynamiteロチェスター大会に参加する可能性があるそうです。ロチェスターは2020年に亡くなったブロディ・リー(ルーク・ハーパー)の地元。彼とワイアットはWWE時代に「ワイアット・ファミリー」として一緒に活動していました。
ワイアットのように契約途中でWWEを去ることになった選手には、通常は90日間の競業回避義務が課せられ、期間中は他団体での活動ができません。しかし、特例として期間を短縮可能なオプションが付いている選手もいるそうで、ワイアットがそれに該当するのだそうです。2人の関係性から、ワイアットがWWEに対して期間の短縮を申し出た可能性もあります。ハーパーがリーダーを務めていたユニット「The Dark Order」にはメンバー間に亀裂が生じていますよね……。
しかし、WCW副社長としてWWEとのマンデー・ナイト・ウォーズを戦ったエリック・ビショフは、もしワイアットがAEWに入団するのであれば、デビューの時期を遅らせるべきだと考えています。その理由は?
俺がトニー・カーン(社長)の立場だったら、サプライズに一息つかせるだろうな。AEWはこれまでに素晴らしい仕事を成し遂げてきたし、投資に対して途方もない規模のリターンを得てきた。期待をはるかに超えていると思うね。でも、休息が必要かもしれない。
ブレイ・ワイアットがAEWに入団すると仮定してみよう。俺ならデビューは来年まで待つ。来年の第1四半期まで温存するかな。たくさんのレスラーが入団しているし、彼らはみんな素晴らしいから。
あまりにもサプライズが続くとそれが当たり前になってしまうかもしれませんしね。忘れがちですが、クリスチャンやポール・ワイト(ビッグ・ショー)、マーク・ヘンリーといったレジェンドたちがAEWにやってきたのは今年の話です。アンドラーデやマラカイ・ブラックのことも盛り上げないといけないし、全体の底上げも必要。時間を置くのも悪くないかもしれません。
(SESCOOPS)