「黒人とプロレス」を取り巻く状況はいつの時代も議論の対象になります。先日までWWE王座を保持していたビッグEは、同王座の数少ない黒人チャンピオンでした。
新年早々、AEWではビッグ・スウォールが「人種・文化的多様性が団体に欠けている」と批判したことが話題になりました。記憶に新しいところでは、WWE時代のACHが彼のグッズを「黒人差別的」だと告発し、団体を退団するにまで至ったという騒動もありましたね。
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WWEで偉業を成し遂げたビッグEは、黒人とプロレスの「今」についてどう考えているのでしょうか?Podcast番組に出演した彼は次のように語っています。
正直、WWEやプロレス全般において、今のような状況にあることがとても好きなんだ。見渡せば、ドープな黒人パフォーマーがたくさんいる。
俺が「素晴らしい」と思うのは、我々の多くが個性を持っていて、本物で、自分自身を感じながら活動できていることだね。特定の箱の中やステレオタイプに押し込まれることなく、この地点に達することができている。大好きだよ。そう、俺は黒人とプロレスの現状を何よりも誇りに思う。
「ビッグEだからそう言える」という部分もあるかもしれませんが、多くのパフォーマーがのびのびと活動できている状況が喜ばしいことなのは言うまでもありません。
改善すべきところは改善し、これからも歩みを続けてほしいです。
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