RAWの最新回への出場をキャンセルし、彼女たち自身の意思で会場を立ち去ったサーシャ・バンクスとナオミ。
WWE女子タッグ王座のチャンピオンチームである2人は、タッグ戦線に力を入れたいにも関わらずPPV「Hell in a Cell」でそれぞれ別のシングルタイトルに挑戦させたいという団体の意向に反発したとされています。退場に至った理由はそれ以外にもあるでしょうが、サーシャはビンス・マクマホンと話し合いの席を設けたもののお互いに意見を曲げなかったとされています。
昨日の報道では、団体内に彼女たちを支持する声はゼロだったとされていました。しかし、仲間の選手たちの間には2人の行動に理解を示す声もあるようです。
Fightfulの取材に応じたとある選手は、ショーから去ること自体は良くないことだと思っているものの、彼女たちが抱えていたクリエイティブへの不満は理解できる、と語っているそうです。他にも「サーシャとナオミの姿勢を支持する」という関係者はいるようですが、「クリエイティブに満足していないこと、退場してしまうことはいいが、ショーの途中で退場するのはダメだ」という意見が大半を占めているとのこと。
また別の選手は、状況を完全に理解していないことを認めた上で、「2人がたやったのは度胸のいることだ」とコメントしています。また、他団体の女性レスラーは、「今のWWEの給与水準で、2人があのクリエイティブの状況から立ち去る決断をしたのは驚いた」と考えているとのこと。業界内ではこの2つのスタンスのどちらかが多いようです。
WWEで働くスタッフたちの間では、サーシャが抱えている不満は「ここ数ヶ月感で緩和されていたように見えていた」そうで、ショーの途中で退団した理由は理解できたと考える人もいたとか。
とにかく、人によって意見が分かれる事件です。今後も色んな情報が出てくると思われますし、当サイトでもできる限り紹介していきます。
(Fightful, Wrestling Inc)