アメリカでは、WWEとAEWがそれぞれ週に3本も全国放送されるプロレス番組をケーブルテレビで放送し、世界中のプロレスファンが様々な形で番組を視聴することができます。プロレスファンにとって、現代のプロレス界はコンテンツが多すぎてどれを選べばいいか悩む、という素晴らしい状況にあります。
先日、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーが「プロレス界はブームの真っ只中にいる」と発言したように、現代のプロレス界は絶好調です。WWEやAEWといった大手団体はもちろん、インパクト・レスリングも好調。インディシーンでも名勝負や素晴らしいショーがいくつも誕生しています。
AEWのマーク・ヘンリーは、Podcast番組Busted Open Radioの中で「テレビとプロレス」という観点から、現代のプロレス界を称賛しました。
月曜日はWWE・RAW。火曜日がWWE・NXT、水曜日はAEW・Dynamite。木曜日にインパクト・レスリングの番組があって、金曜日には2つもプロレス番組がある!2つだぞ!WWE・SmackDownとAEW・Rampageだ。そして、土曜日にはAEW・Collisionの放送が始まった。テレビの歴史上、プロレスがこれほど強い存在になったことはなかったよ。
WWEが今まで以上に稼いだ時代はない。スティーブ・オースチン、アンダーテイカー、ザ・ロック、ハルク・ホーガン、リック・フレアーがいた時代よりも、今の方が儲かってるんだ。
こうした団体以外にも、NWAやMLW、新日本プロレスがアメリカでテレビ番組を放送しています。ヘンリーは、これらの団体の成功も称賛しました。
また、インターネット社会の大きなメリットの1つであるストリーミング・サービスについて、彼は次のように語りました。
PPVのことを忘れちゃならないな。昔はFITE TVみたいにネットでいろんな団体のPPVを購入できるサービスはなかったよ。B/R Liveもなかった。彼らは、プロレスという後ろ盾をもとに、少なくとも月1回、いや月に2回以上、クソほど大金を稼いでるんだよ。