レスラーの個性は人それぞれ。ファンは、たくさんいるレスラーたちの中から魅力を感じる相手のファンになり、彼らのプロレスやパフォーマンスに没頭していきます。
人前でパフォーマンスをする職業であるということから、レスラーたちは「どういった層にアピールしていくのか」という方針を固める必要もあるでしょう。
思わぬ形で想定外の層からの人気を獲得するレスラーもいますが、ターゲットを明確にした方が、普段の活動でどこを見るべきなのかが分かりやすくなるはずです。
WWEスーパースターのサミ・ゼインの場合、彼とタッグパートナーのケビン・オーエンズの活動は、「リトル・ケビン」…つまり、ファン時代のケビンのような人たちをターゲットにしている、ということを明かしました。
俺たちはいろんな街でパフォーマンスをするけど、意識しているのは、特定のファン層…リトル・ケビンと呼んでいる、ケビンがファンだった頃みたいな人たちのことなんだ。リトル・ケビンが会場に100人とか200人いるかもしれない、と思ってる。俺たちにとって大切な人たちだよ。
彼らは前に俺たちのパフォーマンスを見たことがあるかもしれない。彼らをハラハラドキドキさせなきゃいけないし、そのために気を抜かないようにしなきゃいけないんだ。
このやり方は、人によっては「少しやりすぎだ」と思うかもしれないね。でも、20年もの間、俺たちのストーリーを新鮮に保つ鍵になっているとも思うんだよ。
インディシーンから現在に至るまで、親友同士の2人のストーリーはファンを魅了し続けてきました。自分たちのようなファンを意識しながら日々活動していくことが、彼らの人気の秘訣になっているようです。
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