2022年2月にAEWから退団したコーディ・ローデス。団体設立の中心メンバーで、副社長も務めていた彼の退団は、多くのファンに大きな衝撃を与えました。
同年4月にWWEへ復帰したコーディは、常に団体のトップスターの1人としてプッシュを受けており、ローマン・レインズの持つ統一王座を奪取する次期王者候補の筆頭に位置づけられています。
最高責任者ビンス・マクマホン直々に復帰を求められ、Royal Rumbleを制してレッスルマニアのメインイベンターを務め、ドキュメンタリー番組まで公開され…。怪我による長期離脱はありましたが、復帰後の彼はかなり充実した日々を過ごしています。
彼のAEW退団についてはさまざまな噂や舞台裏が報じられてきましたが、退団に至った具体的な理由が本人の口から語られることはありませんでした。しかし、最近の彼はこれまで以上にAEWについて饒舌に語っており、GQ Sportsによる最新のインタビューではこんなことを言っています。
(AEWを去るという決断は辛かったか、という質問に対し)いや、今まででいちばん簡単な決断だったよ。個人的な問題があったんだけど、それを乗り越えたり、回避するつもりはなくてさ。距離を置こうと思ったんだ。
AEWでやってきたことを振り返れば、「アメージング。なんて素晴らしい時間だったんだ。最高の思い出がたくさんある。そして今、次のステップに進む時だ」って感じかな。いいことばかりだったよ。みんなだけじゃなくて、俺もそうだった。
だから、これは否定的なことを言ってるわけじゃないんだよ。エンジン全開でスピードを上げて出ていくことに満足していた、という話でね。俺にとっても妻ブランディにとっても、まったく難しい決断ではなかったな。
「その問題がどのようなものだったのか」というところまでは語られておらず、AEWへの批判もありませんが、インパクトのある発言です。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、コーディやAEWトニー・カーン社長は「退団理由」について公の場で話さないことで合意しているそうです。これにより、各々がこの件について独自の推測を持つようになりました。少なくとも、メルツァーが取材した人たちは、コーディの退団に非常に驚いていたといいます。