「カナディアン・デストロイヤー」の扱いはどのように変わったのか?「かつて、この技は魔法のようだった」

TNAインタビュー

プロレス界にはたくさんのクールな技が存在します。

その中でも、カナディアン・デストロイヤーは見栄えよしダメーシよしの必殺技。今では多くの使い手がいますが、以前は使っているレスラーも少なく、技の価値は非常に高いものでした。

インパクト・レスリング社長のスコット・ダモールは、2000年代のTNA(現インパクト)で番組出演者兼スタッフとして働き、不定期ながら試合にも出場していました。カナダ出身の彼は、団体上層部から「カナディアン・デストロイヤーを使え」という指示が出ていたものの、ある理由でそれを断り続け、そのせいでクビになりかけたことがあるそうです。

面白いことに、俺は長い間テレビでカナディアン・デストロイヤーをやることを拒否していた。そのせいでクビになりかけたんだよ。

上層部は、俺にテレビでAJスタイルズにカナディアン・デストロイヤーを決めさせたがっていた。でも、俺は「デブで間の抜けたマネージャーがプロレスで一番かっこいい技を決めるわけがない」と思ったんだよ。

2004年とか2005年の頃、カナディアン・デストロイヤーはまるで魔法のような技だった。使っていたのはピーティー・ウィリアムズ(この技の創始者)だけで、多くの人がそれがどのように行われているのかほとんど分からなかったんだよ。

↓ピーティーのカナディアン・デストロイヤー。彼はユニット「チーム・カナダ」のキャプテンで、ダモールはマネージャー「コーチ・カナダ」を務めた。

最近インパクトに参戦してくれたウィル・オスプレイからこの前聞いたんだけど、彼は友達と一緒に何度も何度もピーティーのカナディアン・デストロイヤーを見返して、どのように行われているのかを理解しようとしていたらしい。そんな技を、コーチとして番組に出ていた俺が使ってしまったら、その瞬間を台無しにしていたと思う。

しかし、2023年の今、カナディアン・デストロイヤーはありふれた技になった。俺がこの技を使ったとしても、何かが台無しになることもないし、誰も気にしないよ。

今ではカナディアン・デストロイヤー合戦を目にすることもありますし、技の価値が大きく変わってしまった一例ですね。素晴らしい技は多くのフォロワーを生み、新たな価値観が形成されていきます。

↓カナディアン・デストロイヤー合戦

(Cultaholic)

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