2019年に旗揚げしたAEWは、新日本プロレスやROHで活躍していたThe Eliteのケニー・オメガ、コーディ・ローデス、ヤング・バックスが中心となって設立した団体です。
2019年1月4日のレッスルキングダム13の後、彼らは新日本から離脱。しばらくの間、AEWと新日本の間には緊張関係がありました。
2020年のレッスルキングダム14にはAEWからクリス・ジェリコが参戦しましたが、両団体の関係に大きな変化は見られませんでした。その後、世界を新型コロナウイルスのパンデミックが襲い、関係構築が困難な状況が続きました。
2021年から両団体の友好関係が始まり、現在では毎年6月に合同興行Forbidden Doorを開催しています。ここまでの道のりに、新日本の海外戦略に欠かせない存在のロッキー・ロメロが大きく貢献してきたことは、当サイトでも紹介してきた通りです。
最新のインタビューで、ロッキーはAEWとの関係構築の過程について語り、2020年に新日本へやってきたジェリコとの会話を振り返りました。
AEWと新日本が協力することについては、レスラーの間で常に話題になっていたんだ。2020年にジェリコが出場したレッスルキングダムで、彼と話したのを覚えているよ。
彼は、「この2つの団体を一緒に働かせるためには、何をしなければならないんだろう?」と言っていた。俺はこう返したんだ。
「その時が来るまで待とう。この状況を育てるんだ。これは禁断の扉(Forbidden Door)だよ。現時点ではクロスオーバーは難しい。今のところ、AEWからやって来れるのはあなただけだしね。急いではダメだ。期待感を築いていこう。ゆっくり進めば進むほど、良くなるはずだ」と。
これは、明らかに現実になったね。Forbidden DoorのPPV購入件数は力強いし、過去2回の開催はいずれも素晴らしかった。第3回も楽しみだね。
(Fightful)