現地3月3日に行われるPPV「Revolution」でスティングの引退試合の相手を務めるヤング・バックス(ニック&マット・ジャクソン)。
プロレス界を代表するビッグスターの1人で、世界的に知られるプロレスラーであるスティングの引退試合にふさわしい相手は彼ら以外にもいたでしょう。しかし、スティング自身は2022年のForbidden Doorで複数人タッグマッチで対戦したバックスをとても気に入り、彼がバックスとの引退試合を強く望みました。
最新のインタビューで、2人は「子供の頃からアンチスティングだった」ことを明かし、彼の引退試合の相手を務めることへの意気込みを語りました。
ニック:俺たち兄弟がこの20年間乗り続けてきたクレイジーなジェットコースターが、この試合にたどり着くとはね。子供の頃、WCW Nitroを見て、スティングがNWOを攻撃するために天井から降りてくる光景や、彼がいつもホーガンを殴ることにどれほど怒っていたか、俺は覚えているよ。
だから、これほどの年月を経ても彼が高いレベルでパフォーマンスを続けているのを見られるのは素晴らしいことです。マシューと俺が彼の最後の試合に関与できるのは、非常に意味のあることだ。これは俺たちのキャリアで最大の試合であり、まさか起こるとは思っていなかった瞬間だよ。
マット:2022年のForbidden Doorは、俺たちがスティングとリングで対戦した初めての試合だった。アイコンと向かい合ったときのような瞬間は、まるで自分が映画や夢の中にいるようだったよ。もう一人の自分がいて、混乱してバランスを崩してしまうような感じだった。彼のファンであることを忘れ、試合に挑むレスラーだということを思い出さないとね。あの試合のことは、俺がどのように感じたのほうが鮮明に覚えてる。試合内容はぼんやりしてるんだ。
Revolutionで彼と戦うにあたって、俺たち兄弟ほど感情的になっている人はいない。子供の頃はいつもスティングのアンチだったけど、彼の戦いを常にリスペクトしてたよ。俺たちに課せられた責任は重大だね。スティングは伝説的なキャリアを持っている人で、俺たちは見事な着地をさせるという大役を任された。
しかし、これはコービー・ブライアントが現役最後の夜に60ポイントを記録するような感動的なものにはしない。俺たちはボコボコにしてやるぞ。そして、スティングがそれ以外の方法を望むはずがないこともわかってる。
彼は、俺たち兄弟が人生で最大の戦いに挑むことになると言ってたね。プレッシャーが大きく、高リスクで、ビッグマッチだと思える試合のために、俺たちは生きている。そのような状況で、俺たちよりも良いパフォーマンスができる人は稀だ。彼は64歳で、現役最後の試合に挑む。でも、俺たちが彼を軽視することはない。
(Wrestling Observer)