2024年にAEWから解雇された後、AEWについて率直な意見を語ることで話題になっている元実況アナウンサーのケビン・ケリー。
元新日本プロレスワールド英語実況アナウンサーで、AEWではCollisionの放送席で働いた彼は、エリック・ビショフのPodcast番組に出演した際にトニー・カーン社長の問題点を語りました。
ビショフはAEW批判を展開することで知られており、彼の番組に出演したということもあってか、ケリーはかなり厳しい意見を語っています。
彼は、周りに優秀な人材がたくさんいるのに、活用できていない。
彼のプロレスに対するビジョンは、俺にしてみれば、もっと小規模な団体でこそうまく機能するものなんだ。
プロレスファンはいつも、「なぜPWGの規模は小さいままなのか?」と不思議に思うよね。彼らは、規模を大きくすればすぐに陳腐化してしまうことを理解してたんだ。そして、団体を特別なものにするため、ニッチなものにするために、小さいままでいなければならなかった。
トニーは、自分のプロレスのビジョンでニッチな観客にアピールしたいと思っているんだ。大規模なことをやって、人々を説得して見てもらえると考えている。
また、ケリーはトニーの間違いとして、「自分をAEWの顔にしていること」や「番組の放送開始直前まで、レスラーにクリエイティブ・プランを伝えないこと」を挙げています。特に後者を問題視しているようです。
いろんな人がクリエイティブなアイデアを持っていた。使われないものもあるけどね。そうしたアイデアがトニーに伝わってないんだよ。だから、トニーのオフィスの外には、彼と話をするための長蛇の列ができてるんだ。
WWEでは、ビンス・マクマホンやHHH以外にも自分のアイデアを伝えられる相手がいますが、AEWではトニーだけ。そのことでレスラーたちが自信を失い、観客からの支持を得ることができなかった……とケリーは指摘しています。
(Wrestling Inc)