Netflixとのビジネスを進めていくうえで、WWEにはいくつかの「避けられないこと」があるようです。
2025年1月から、WWEの看板番組RAWはNetflixでの配信番組に生まれ変わりました。テレビの世界から飛び出し、規制のゆるい配信業界へ飛び込んだことにより、一部では「放送コードに縛られない自由な演出」を期待する声も上がっていました。
しかし、先日一部地域のNetflixで視聴可能になった2024年のレッスルマニア40から、とある「チャント」が削除され、別のチャントに差し替えられたことが明らかになりました。
対象になったのは、レッスルマニア40第一夜の第二試合として行われたタッグ王座争奪シックスパック・ラダーマッチ。トマソ・チャンパがタイラー・ベイトにラダー上からエア・レイド・クラッシュを決めた瞬間に客席から上がった「Holy Shit!!」チャントが完全に削除され、その代わりに「This is Awesome!!」チャントが差し込まれました。
Fightfulによれば、この編集はあくまで「過激な言葉」を排除することが目的であって、他意はないそうです。Netflixの内部関係者によれば、「Holy Shit!!」などの「放送禁止用語」に限って編集をしている、とのこと。国際的な配信基準を考慮し、特定の表現をマイルドにしている可能性が高そうです。
これ以外にも、ヨーロッパツアー中のRAWで起きた「Fuck You Cena!!」チャントが無音化されたりと、「配信版」にNetflixによる編集が加えられるケースはがあります。一方で、番組やPPVの生配信では規制がゆるい傾向が見られます。
このように、Netflix時代のWWEは、生放送中に攻めた演出を行いつつ、後日配信やアーカイブでは「マイルド化」する方針を取っているようです。これも新時代へ適応するために必要な対応の一つですね。


(SESCOOPS)
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