高騰を続けるWWEのチケット価格。
レッスルマニアのチケットは庶民に手の届く金額ではなくなりつつあり、テレビ番組収録でも数年前と比べると倍近く値上がりしているケースもあります。
2026年のレッスルマニア42のチケット価格は二日間通し券の最高額が8,998ドル(約133万円)、最低でも854.15ドル(約13万円)のチケット価格で販売スタート。ダイナミックプライシングや転売によりさらに値段が上がる可能性もあります。
親会社TKOは「ビンス・マクマホン時代のWWEは収益化に全力を出さなかった」というスタンスで、WWEの方に見合った価格帯に設定しているだけだ…と主張しています。
そんな中、「今のチケット価格は安いくらいだろ?」とジョークを飛ばしたこともあるニック・カーン社長が2025年第3四半期決算説明会でチケット価格高騰をあらためて正当化しました。
(「収益の増加は、価格の上昇によるものか、それとも観客動員数の増加によるものか」という質問に対し)その両方だ。収容能力に対する動員率は引き続き非常に高い。
我々は市場に合わせて価格を適切に引き上げた。これはPLE、Raw、SmackDown、Saturday Night’s Main Event、その他WWEが開催するすべてのチケット制プログラムが対象だ。我々はこの方針に強気であり続ける。
2026年1月には、RawとSmackDownのヨーロッパツアーが行われ、そのままサウジアラビアでのRoyal Rumbleへと続く。これらのチケットはすでによく売れており、それが米国市場におけるWWEイベントの希少性をさらに高めることになるんだ。これは我々の全体的な指標において良いことだよ。
海外でのPLE開催増、そしてライブイベントの開催減により、アメリカ本土におけるWWEのショーは「大金を払ってでも見に行きたいもの」になる…。実際、WWEの目論見通りに進んでいるのでしょう。しかし、業界内では「ファン離れを招く」と批判的な声もあります。


(WrestlingNews.co)
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