2019年は例年以上にWWE内が騒がしい気がします。The Revivalを嚆矢として、様々なレスラーがWWEに対してリリースを要求。アンドラーデはCMLLのメキシコ人レスラーたち(ルーシュやドラゴン・リー)に対してWWE移籍について警告したとも伝えられています。
WWEに対して不満を抱くレスラーたちの選択肢の一つとしてよく挙げられるのが、5月25日に旗揚げ興行を行うAEWへの移籍です。一部報道によれば、ディーン・アンブローズに対して年600万ドルのオファーを出したとのこと。豊富な資本力でWWEにも匹敵するオファーを出すことができるようです。
クリス・ジェリコとAEWの見解
さて、AEWの中心人物の一人であるクリス・ジェリコは、こういったレスラーたちについてどう思っているのでしょうか?
我々は、WWEに不満を抱いているレスラーを自動的に雇うようなやり方はしない。いろんな才能を個々に見ていく。まだ一度も興行を開催してないけど、ロースターは揃っているからね。
AEWは実力重視の方針を取るようです。ただ、「ロースターは揃っている」と言っても、確かにトップ層は充実しているものの、ミッドカードレベルだと明らかに見劣りするような気が……。
(参考:24wrestling)
ドリュー・マッキンタイアの批判
さて、WWEに不満を抱くレスラーたちについて、それ以外のWWEレスラーたちはどう思っているのでしょうか?2019年にプッシュを受けることが予想されているドリュー・マッキンタイアはこう語っています。
連中は自分がいかにチャンスを貰えていないか、どれほど困惑しているかをツイートするばかりで、実力をつけるための努力をしない。明らかにジムには行ってないね。昔の俺がそうだったからわかるんだ。そういう奴らを排除するのが俺の仕事。
2007年にWWEに入団したマッキンタイアはインターコンチネンタル王座戦線で活躍する時期もあったものの、2011年からは活躍の場を失ってしまい、2014年に退団。それからTNAで活躍した後2017年にWWEに復帰し、NXTで結果を残してメインロースターに昇格すると、ビンス・マクマホンに気に入られてプッシュを受けることになりました。
不満なら出て行け、ここで成功したいなら自分を磨け、ということですね。AEWへの移籍が選択肢の一つになったことはレスラーにとっては喜ばしいことなのでしょうが、こう考えるレスラーもいるんだな、と思いました。
(State Journal-Register)
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