2026年に現役を引退したAJスタイルズが、自身のPodcast番組『The Phenomenally Retro Podcast』にて、ショーン・マイケルズとの幻に終わったドリームマッチについて言及しました。ファンの期待を集めながらも実現に至らなかった最大の理由である「タイミングの壁」と、ショーンへの深いリスペクトを率直に語っています。
なぜAJスタイルズ対ショーン・マイケルズの夢の対決は実現しなかったのか?
このドリームマッチの噂が最も過熱したのは、2016年末から2017年初頭にかけてです。AJがTwitterで「AJ VS ショーン・マイケルズ」の対決ポスター画像を投稿したことで、ファンの間で期待が爆発。さらに、2人とケビン・ナッシュによる鼎談において、AJ本人が「ショーンを復帰させるために、意図的に噂を煽ったのさ」と認めました。
実際、WWEはマイケルズに対してレッスルマニア33でのAJとの対戦を提案したものの、マイケルズがこれを拒否。そして、「ああ、彼が10年前にWWEにいてくれたらよかったのに」と本音を明かしていました。
AJは、自身のPodcast番組『The Phenomenally Retro Podcast』で、このドリームマッチが実現しなかった理由は「タイミング」だったと語りました。
ショーンが俺よりどれくらい年上なのかは分からないけど、もし実現していたら、俺はおそらく40代だったはずだ。で……俺は考えたんだ。「一体どっちが勝つんだ? 誰の得になるんだ?」ってね。
ショーン・マイケルズと同じリングに立てるなら、俺は喜んでフォール負けを受け入れたよ。結果なんて気にしない。俺にとって重要なのはそこじゃなかったからな。重要なのは、あのリングに立って「すげえ」って思えることだったんだ。アンダーテイカーに関しても同じような感じだね。「あぁ、もっと早くここに来ていれば、あんな試合やこんな試合ができたかもしれないのに」って思うんだ。
まあ、タイミングの問題だからね。リング上でどう噛み合うかなんて分からないんだよ。他の誰にも絶対に話さないようなことを、ショーンと共有したことがあるんだ。君たちがそれを知ることは絶対にないだろうけど、彼の言うことの中には「ああ、それ分かるよ」って思える何かがあるんだよね。おそらく、多くの人には理解できないかもしれないことなんだけどね。
プロレス界屈指の天才2人が、誰にも分からない深いレベルで共鳴し合っていたという事実は非常に興味深いです。Wrestling-NOW編集部としては、実現しなかったからこそ永遠にファンの想像を掻き立てる「幻のドリームマッチ」の美しさと、引退した今だからこそ聞けるAJの飾らない本音に、プロレスの奥深さを感じずにはいられません。
(Fightful)
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