クリス・ジェリコが、「自身が引退したらファンは寂しく思うはずだ」との持論を語りました。長年、現役続行への批判にさらされてきたジェリコが、Fox News Digitalのインタビューで胸中を明かしています。
現在55歳のジェリコは、近年常に「現役をそろそろ退くべきだ」という声を数多くのファンから浴びてきました。しかし本人はそうした批判をたびたび一蹴し、「引退は自分が納得したときにしかしない」と語ってきました。
ジェリコは、最新のインタビューで、自分が引退した後のファンの心境をこう予想しました。
素晴らしいロックバンドと同じだと思うんだ。ローリング・ストーンズが新しいアルバムを出したばかりでさ……最高の出来なんだけど、ストーンズは60年もやってきた老舗バンドなんだ。だからもちろん、人によっては、好きな時代もあれば嫌いな時代もある。もう消えてほしいと思った時代もあれば、もっとやってほしかったと思う時代もある。それでも、彼らがいてくれること自体がうれしいんだよ。
だから、俺がいなくなったときも、みんな寂しく思うはずだと思っているよ。
ジェリコはさらに、こうしたファンもいつか自分の仕事の価値に気づくはずだと語り、次のように続けました。
SNS上で「まだ続けているから」という理由だけで俺を嫌っている人たちの多くも、いつか気づくと思う。「クリス・ジェリコは本当にすごいレスラーだった、もっとちゃんと観ておくべきだった」ってね。
なぜなら、俺がやってきたのは、どんな状況でも常に1,000%の力を尽くすことだけだからだ。試合を良くするため、相手を良くするため、自分を良くするため、団体を良くするため、番組を良くするため。そのためにやってきた。自分がやってきた仕事のすべてを、とても誇りに思っているよ。
だからこそ、今も続けているし、今もプロレスや、プロレスに関わるドキュメンタリー制作を愛しているんだ。プロレスは世界をひとつにつなぐ、本当に素晴らしい競技であり、素晴らしいエンターテインメントだと思うからね。ずっとやりたかったことを仕事にして、夢を生きている。しかも、これだけ高いレベルで、ほぼ誰よりも長く続けているんだ。誇りに思っていいことじゃないか?
ジェリコの言葉をどう見るか
注目したいのは、ジェリコがローリング・ストーンズを引き合いに出す際、「もう消えてほしいと思った時代」の存在まで自ら認めている点です。現役続行への批判を否定するのではなく、長く続くアーティストには毀誉褒貶がつきものだという前提ごと引き受けた上で、それでも最後には惜しまれるはずだと語る構図になっています。
いま向けられている批判を、いずれ懐かしさに変わるものとして先回りして位置づける。この語り口自体が、40年近いキャリアを重ねてきたベテランならではの余裕とも言えるのではないでしょうか。その予想が当たるかどうかは、ジェリコが実際にリングを去るときに明らかになります。
(情報源: Fox News Digital / Fightful)
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