AEWの中でも指折りのハイフライヤーとして活躍中のサミー・ゲバラ。重力の影響を感じさせない、フワリと浮かぶようなムーブが魅力的です。
CATCH CLUBのインタビューに応じた彼は、所属するユニット”The Inner Circle”のリーダーであるクリス・ジェリコから学んだことや、ウィークリー版積み”Dynamite”の初回放送で記念すべき第1試合に抜擢されたことなどについて語りました。
クリス・ジェリコから学んだこと
AEWはThe Eliteのメンバーが中心となって設立された団体です。30代の彼らにとって、経験豊富なジェリコは頼れる先輩といった感じでしょう。新型コロナウイルスのパンデミックによってDynamiteが無観客の会場での収録スタイルに移行してから、ジェリコは実況席での活躍も目立ちます。
もちろん、彼が率いるヒールユニットの若手であるゲバラにとっても、その存在は大きいようです。
素晴らしい。クリスは最高だよ。The Bubbly Bunchはすべて彼のアイデアだ。
彼のことを見ているだけでも学びはたくさんある。数週間前に一緒に実況席で仕事をしたんだけどさ、彼はジョン・モクスリーのことを褒めて、モクスリーがどれだけすごいかを話してたんだよ。
彼は褒めた。「あいつはクソだ。俺が倒してやる」という典型的なやり方じゃないんだ。実際にはこう言ってる。「あいつは本当に凄い。でも、俺も凄い。倒してやる」
Dynamiteの第1試合に起用されたこと
2019年10月2日、AEWのウィークリー番組”Dynamite”の放送が始まりました。初回放送の第1試合はCody VS ゲバラのシングルマッチ。試合はCodyが勝ったものの、ゲバラの身体能力の高さを視聴者に見せつけた試合になりました。
あの日の夜はマジでヤバかったね。Dynamiteの最初の試合をやったわけだからさ。かなり緊張したよ。新しいショーの最初の試合をやるということは、この団体の基準を設定するようなものだから。うまくやりたい。やれるかもしれないけど、時々頭の中で考え込んでしまうんだ。あの夜は本当に緊張した。辞めたいと、逃げ出したいと思うほどに。でも、自分自身や感情から逃げることはできない。向き合うしかないんだよ。恐怖と正面から向き合うんだ。あの夜、俺はそうした。こう考えたんだ。「何が起きるとしても、起こるべくして起こるんだ」とね。
AAA世界クルーザーウェイト級の元王者という実績こそあったものの、26歳の若手レスラーにとって、世界中のプロレスファンが注目する番組のこけら落としを任されるというのは相当なプレッシャーだったのですね。
(参考: 411MANIA)