WWE内部でHHHの側近とも呼ばれ、「クリエイティブ以外の領域におけるナンバー2」とされていた幹部パトリック・ドゥーリーが7月に退社しました。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、判断は親会社TKOの最高経営層から下されたもので、WWE内部にも驚きがあったとされています。
ドゥーリーは2018年、グローバル戦略担当ディレクターとしてWWEに入社し、退社時にはグローバル戦略&クリエイティブ・オペレーション担当上級副社長を務めていました。HHHと近い関係にあり、特にクリエイティブ以外の領域で重要な役割を担っていた人物とされています。
その仕事内容を示すのが、WWEによるAAA買収や、AAAとFOXの中南米向けテレビ契約です。メルツァーによれば、ドゥーリーはどちらの案件でも重要な役割を担っていました。「クリエイティブ以外の領域におけるナンバー2」と呼ばれていた背景には、ストーリーや試合内容を決めるクリエイティブ面はなく、こうした事業戦略や大型案件を扱うビジネス面において、HHHと近い立ち位置で辣腕を振るっていたことがあります。
退社を決定したTKO経営層
メルツァーによれば、ドゥーリーの退団はWWE内の一部門で決まった人事ではなく、WWEの親会社TKOの最高経営層……つまり、マーク・シャピロやアリ・エマニュエルらが決断したことなのだそうです。
メルツァーはドゥーリーの立場と退社の決定経路について次のように説明しました。
ドゥーリーはHHHと親しい関係にあった。特にクリエイティブ以外のあらゆる案件でね。2018年にグローバル戦略担当ディレクターとしてWWEに入社し、AAA買収では中心的な役割を担った。さらに、AAAがFOXラテンアメリカとのテレビ契約を獲得するうえでも重要な存在だった。
今わかっているのは、この決定がトップ、つまりエマニュエルやシャピロがいる階層から下りてきたことと、WWE内の人たちが驚いていたことだけだ。
なぜドゥーリーは退社したのか?
今回の報道で気になるのは、HHHに近い幹部が退社したことだけではなく、その決定経路です。ビジネス面でHHHのナンバー2と位置づけられていた人物について、TKO最高経営層から退社の判断が下り、WWE内部にも驚きがあったとされています。
TKOは、一体なぜドゥーリーの退社を決定したのか?HHHらWWE上層部は、この決定についてどう考えているのか?不明点は多いものの、本件はTKOの人事権がWWEに大きな影響を与えた実例の一つとなりました。
(情報源: Wrestling Observer Newsletter / F4WONLINE / TKO Group Holdings / WWE)
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