WWEがPAC(ネヴィル)の追悼動画を公開。フィン・ベイラーやサミ・ゼインらが涙の別れ「愛してるよ、ベン」

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WWEが、40歳で亡くなったPAC(WWE時代のリングネームはネヴィル)を偲ぶ約39分間の追悼映像を公開しました。フィン・ベイラーやケビン・オーエンズ、サミ・ゼインら親交の深かった選手たちが、共に過ごした日々を振り返り、別れの言葉を送っています。

今回の映像には、ウィリアム・リーガル、ベッキー・リンチ、コーディ・ローデス、ベイリー、ビッグ・キャス、ペンタ、レイ・フェニックス、TJウィルソン(タイソン・キッド)、コーリー・グレイブスらが出演。早すぎる死への悲しみや思い出を語っています。

長年PACを高く評価してきたリーガルは、本名のベンジャミン・サッタリ―にちなんでベンと呼び、次のように追悼しました。

家族を除けば、ベン以上に大切に思っていた人は、世界に片手で数えられるほどもいないと思う。あいつは最高だった。本当に、最高の人だったよ。
特にナタリー(PACの妻)とご家族には、心からお悔やみを伝えたい。寂しいよ、相棒。

PACの親友の一人だったフィン・ベイラーは、本人に直接語りかける形でメッセージを送りました。二人は若い頃から親交があり、WWEで共に活動する以前から長い時間を過ごしてきました。

なあ、相棒。まず言わせてくれ。友達でいてくれてありがとう。まだガキだった頃、ニューカッスルの教会の地下に敷かれたレスリングマットの上で初めて会ったことは絶対に忘れないよ。そこから俺たちは、本当に親しい友達になったんだ。
日本で一緒に夜遊びしたこと、NXTで過ごした時間、WWEで世界中を旅したこと、アイルランドの俺の両親に会いに行ったこと、ニューカッスルでお前の奥さんとお母さんを訪ねて、一緒に紅茶を飲んだこと…。
俺たちの絆があんなに強かったのは、育った環境も大切にしている価値観も、よく似ていたからだと思う。サッカーの話で冗談を言い合ったり、「テッド神父(アイルランドの大人気コメディドラマ)」の話をしたり、プロレス以外のことなら何でも話したよな。
これからどこに行っても、お前は俺と一緒だ。俺たちがいつも言っていたように、「最高に笑えたな、相棒」……。お前と過ごした時間は本当に楽しかった。感謝してもしきれないよ。愛してる、ベン。

サミ・ゼインも、PACへの感謝を伝えるためにカメラの前に立ちました。

大好きだよ、兄弟。お前のことは絶対に忘れない。一緒に作った思い出も、絶対に忘れないよ。
ありがとう。ただ、ありがとうって伝えたい。それが、ちゃんとお前に伝えられていたか分からないことなんだ。俺はお前に「愛してる」って伝えたし、お前も俺に「愛してる」って言ってくれた。俺たちは兄弟みたいな関係だし、絆の強さも分かっていた。そういうことは全部分かっていたんだ。
でも、ちゃんと感謝を伝えられたことがあったかは分からない。だから、ありがとう。本当にありがとう、相棒。何もかもありがとう。

追悼映像では、PACのレスラーとしての技術だけでなく、その人柄を称える声が相次ぎました。寡黙で謙虚な人物として知られる一方、ダンスが大好きで、スカやレゲエの音楽を好む陽気な一面もあったといいます。

ケビン・オーエンズは、PACと親しく、同じく2026年に急死したザ・ブッチャーことアンディ・ウィリアムズにも言及しました。オーエンズ自身はアンディと面識がなかったものの、その素晴らしい人柄について多くの話を聞いていたそうです。相次いで二人を失った悲しみを、次のような言葉で表現しました。

誰かが亡くなると、俺たちはいつも「もっといい場所へ行ったんだ」「今はもっといい場所にいるんだ」って言うよね。
でも、アンディについて聞いてきた話と、俺が知っているベンのことを考えると、今はあの二人が、その場所をもっといい場所にしてくれているんじゃないかな。

コーディ・ローデスによれば、今回の追悼映像はオーエンズの発案で収録されました。SmackDownのバックステージにカメラを設置し、希望する選手がPACへの思いを自由に語れるようにしたそうです。当初、撮影した映像が一般公開されるのか、PACの家族だけに届けられるのかは分からなかったといいます。

今回の追悼映像がオーエンズの発案で制作されたことには、特別な意味があるように思えます。PACがWWEを離れてから約8年が経ち、所属団体も違うなかで、かつての仲間たちがこれほど多くの思い出を語った…。NXTやクルーザー級戦線での活躍を知るファンにとっても、リング上の姿とは異なるPACの素顔を知ることができる貴重な記録になるでしょう。

(情報源: WWE / Wrestling Observer)

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