11月7日にサウジアラビア・リヤドで開催予定のWWE・Crown Jewelが、急遽会場を変更することになりました。新会場はKingdom Arenaと報じられていますが、正式発表はまだありません。地域の治安情勢が不安視される中、TKOは社員向けの説明会を開き、安全確保を最優先する方針を示したと報じられています。
当初の計画では、Crown Jewelは屋外の仮設会場リヤド・シーズン・スタジアムで開催される予定でした。しかし、現地10月28日,現地のイベント主催者が会場の変更を発表しました。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、新会場として予定されているのは約3万人を収容できる屋内施設キングダム・アリーナ。2026年6月にはWWE・Night of Championsも開催されました。
現時点で、会場変更の理由は明らかになっていません。Fightfulによれば、WWE本社の一部スタッフは、現地のイベント主催者よるSNSでの発表を通じて初めて変更を知ったといいます。
サウジアラビアの治安悪化を受け、TKOが社員に安全対策を説明
公式発表はないものの、今回の会場変更の背景にはサウジアラビアでの治安悪化があると思われます。イエメンの武装組織フーシ派による民間空港などの重要施設への攻撃が続いており、航空便にも深刻な影響が出ています。アメリカ国務省は、サウジアラビアへの渡航情報をレベル3の「渡航再検討」とし、緊急業務に従事しない政府職員とその家族に退避を命じています。
こうした状況を受け、WWEの親会社TKOは現地10月28日に社員向けのオンライン説明会を開催。TKO社長兼COOのマーク・シャピロは、Crown Jewelを含む中東でのイベント開催に言及し、「関係者全員の安全が何よりも優先される」と強調した…とFightfulが報じています。
TKOのCEOを務めるアリ・エマニュエルも、先日のインタビューでサウジアラビア情勢に言及し、「現地の状況を毎日確認しており、予定通りにイベントを開催できなくなった場合に備え、代替案を検討するチームがある」と明かしていました。
WWEにとって、サウジアラビアは非常に重要なビジネスパートナー。WWEは、サウジアラビア開催のPLEで1大会当たり約5000万ドル(約80億円)の収入を得ていると報じられています。また、2027年には、北米以外で初めてとなるレッスルマニア43の開催も決定しています。
(情報源: Riyadh Season / WWE / U.S. Department of State / Wrestling Observer / Fightful / PWInsider)






