ザック・セイバー・ジュニアが、自身の関節技に独創的な名前をつけてきた理由を明かしました。。狙いは日本の記者を困らせ、自分自身が楽しむこと。記者から尋ねられた際に即興で思いついたものがほとんどなようです。
ザックの関節技には、イギリスの音楽やテレビ番組、スーパーマーケットにちなんだものまで、変わった名前が付けられています。こうした命名について、ザックはユーモアを交えながら、その理由を明かしました。
技に名前を付けようとしただけで……まあ、実際のところ、僕の関節技の名前にはどれもまったく意味がないんだ。
ただ自分が楽しむためのもので、日本のプロレス記者たちを困らせようとしているだけさ。彼らは90年代のイギリスの、ものすごく奇妙なカルチャーネタを書き取らなきゃいけないわけだからね。
ザックが生み出してきた奇妙な技名の数々
ザックがこれまでに使用してきた技名を振り返ると、音楽作品のタイトルをそのまま採用したものから、イギリス人にしか伝わりにくいジョークまで、さまざまな例があります。
- Orienteering with Napalm Death(オリエンテーリング・ウィズ・ナパーム・デス):2018年のNEW JAPAN CUP決勝で棚橋弘至を下した関節技。イギリスのコメディアン、スチュワート・リーが披露した、バンドのNapalm Deathとオリエンテーリングをしたというネタに由来します。
- Hurrah! Another Year, Surely This One Will Be Better Than the Last; The Inexorable March of Progress Will Lead Us All to Happiness:2019年のレッスルキングダム13で石井智宏を下した際の技名。イギリスのバンド、Youthmovie Soundtrack Strategiesが発表した作品のタイトルをそのまま使用しています。
- Barry from EastEnders(バリー・フロム・イーストエンダーズ):イギリスの長寿テレビドラマ『EastEnders』に登場するバリー・エヴァンスという人物にちなんだ名前です。
- Selected Technical Works Vol.2(セレクテッド・テクニカル・ワークス Vol.2):イギリスのミュージシャンAphex Twinのアルバム『Selected Ambient Works Volume II』をもじった名前。2022年のNEW JAPAN CUPでウィル・オスプレイを破った際にも使用しました。
もっとも、ザック自身は技名が完全に無意味というわけでもないと考えているようです。その背景には、子どもの頃から影響を受けてきたさまざまなカルチャーがあると語りました。
うん、でも、もしかすると……正直に言えば、僕が興味を持ってきたものを集めたスクラップブックみたいなものなのかもしれない。
自分で付けた名前の中には、本当におかしくてたまらないものもある。でも同時に、僕に大きな影響を与えてくれたものもたくさん詰まっているんだ。
もちろん、子どもの頃はプロレスが一番夢中になったものだった。でも、音楽や映画、政治も同じように大切だった。そういうものが全部、僕の精神を形作っているんだよ。
気取って「技名には深い意味が込められているんだ」なんて言えたらいいんだろうけどね。でも、誰かがああいう技名を真面目に読み上げているところを想像するだけで、おかしくて仕方ないんだ。だから、これからも続けるつもりだよ。
さらに、技名を事前に考えているわけではなく、記者とのやり取りの中でその場で思いついた名前を伝えてきたことも明かしています。
しばらくは新しい名前を付けていなかったんだ。ちょっと自己満足が過ぎるんじゃないかと思ってね。
でも、たぶん一番ひどいのは、そもそも事前に名前を考えてすらいなかったってことなんだ。
前もって考えてあったら格好いいんだろうけど、実際は日本の記者に「今の技の名前は何ですか?」と聞かれて、そのときに決めていたんだよ。
例えば、その日の朝、移動中のバスで映画『ブラス!』を観たばかりだったら、そのタイトルがパッと頭に浮かんでくる。そんな感じだったんだ。
(情報源: Inside The Ropes Wrestling)





