2000年代から現在に至るまで、プロレス界のトップをひた走ってきたダニエル・ブライアン。彼の功績は計り知れません。
現在39歳のブライアンは、これからのプロレス界や今後の自分のキャリアについてどう考えているのでしょうか?Talking Smackに出演した際、こう語りました。
古い世代のレスラーがやってこなかったことの1つに、若い世代のレスラーたちが今よりもスポットライトを当てられる必要がある、と気づいていないことだね。俺たちは長い時間テレビに出てきた。それで、みんなは「あ、ダニエル・ブライアンがテレビに出てる」って感じで、俺がYes!のチャントをするとみんな興奮してくれる。だから俺をテレビに出そうとするんだ。今の俺を優れた選手にさせてくれているのは俺のマインドであって、もはや運動能力ではないんだよ。
WWEで、若いファンの心をつかむのはさ……おれはもうすぐ40歳になる父親だ。クールじゃないんだよ。若いファンをショーに引き込むことができる選手を見ていると、俺も興奮する。
このことについては何も言ったことないんだけど、俺の心の中では、今回の契約が最後だ。フルタイム・レスラーとしてはこれが最後。[…]物事へのアプローチの仕方だったり、若い世代への考え方などにもそれが感じられると思う。最後の契約の中で仕事をすると、「俺が一番だということを証明してやる」とは思わなくなる。俺は自分自身を証明してるんだ。若い世代のためにもっと良いことをしたいんだ。
報道によれば、ブライアンの契約は2021年9月に切れます。
今も試合のクオリティがトップレベルなのは間違いないので、残り短いフルタイム・レスラーとしての活動期間で多くの名勝負を作って欲しいと思います。また、フルタイム・レスラーとしての役割を終えた後、彼がどのような形でプロレス界に関わっていくのか、注目したいです。
(参考: Fightful)