昨日、ビンス・マクマホンはWWEでのすべての役割から引退することを発表しました。
WWEという団体を世界規模にまで成長させ、プロレスのあり方まで変えてしまった巨人。彼が引退を決断したのはここ10日間のことだったようで、発表前に知らされていたのはごくごく一部の関係者だけだったとされています。今後の団体を率いるのは、共同CEOに就任したステファニー・マクマホンとニック・カーン社長。HHHがタレント・リレーション部門の責任者に就任しています。
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このニュースは選手たちを困惑させたそうです。Fightfulによれば、バックステージの全員が引退を祝ったわけではなく、長年活躍してきたトップスターたちの一部は突然の知らせに落ち込んでおり、「こんなことになるとは思わなかった」と率直な心境を漏らしているとのこと。
また、あるベテラン選手は、6月にビンスの不倫 & 口止め料支払いスキャンダルが報じられた後で開催されたPPV「Money in the Bank」の前日に開かれた全選手会議の中で団体から「ビンスはどこにも行かない」と繰り返し宣言されていたことから、引退の知らせに「不快感を覚えた」といいます。
ビンスの側近として働いてきた権力者たちの今後にも注目が集まっており、WWEのエグゼクティブ・プロデューサーを務めるケビン・ダンが自ら団体を去るか、もしくはリリースされる可能性が高いと見られているようです。
さらに、ビンスの引退が「永遠に続くわけではない」と考えている選手もいるとか。これからも大株主としてWWEとか変わっていくビンスが、どこかのタイミングで復帰する可能性もある、というにらみですね。ビンスをめぐる状況は今後どのように変化していくのでしょうか?
(Fightful, Wrestling Inc)
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