PPV「ALL OUT」終了後の騒動を原因とする出場停止処分から2ヶ月。PPV「Full Gear」で復帰したケニー・オメガのコンディションは良さそうです。
2021年のケニーは複数箇所の負傷を抱えながらAEW世界王座のチャンピオンとして暴れまわりました。その代償は大きく、11月から長期欠場に入った彼は、当初の予定よりも遥かに長い期間のリハビリを強いられたのです。ALL OUT出場に向けて事前に復帰した段階では、彼のコンディションは万全ではない、というプレゼンでした。
Sports Illstratedによるインタビューの中で、彼はALL OUTからFull Gearまでの約2ヶ月間をどのように過ごしたのかを明かしました。コンディションが良さそうだったのは、この時期のトレーニングによるもののようですが、ここにも落とし穴が。
変化を起こすには、自分の限界を超えて頑張らなければならない……ということがわかってきたんだ。時には、自分を追い込みすぎてしまうこともある。目標やビジョンがあったからこそ、休んでいる時期に調子を上げることができたんだよね。でも、追い込み過ぎで膝の腱を痛めてしまい、挫折しそうになったこともある。
休んでいる暇はないんだ。仕事をするための時間だったから。一日に2〜3回はトレーニングをして、セッションの強度も高めていった。休んでいる間でも、ポジティブな何かが欲しくてね。
長年に渡る激しい試合は彼の身体に大きなダメージを与えています。「コンディションが100%に戻ることはない」と覚悟している、という報道もありました。彼の理想のパフォーマンスを出すには身体を追い込む必要があるものの、決して無理はしてほしくないです。追い込みすぎて身体を痛めてしまったら、それこそパフォーマンスに影響してしまいます。
(SI)