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【AEW】ジョン・モクスリーが現代のプロレスにおける流血の役割について語る。「これはコンバットスポーツだ。血が流れないなら、人間の身体は何でできているんだ?」

インタビュー

ジョン・モクスリーは、現代のプロレスにおいて血が重要な役割を果たしていると考えています。

AEWはレスラーの流血が珍しくない団体ですが、その中でも特にモクスリーはかなり頻繁に出血しています。PPVでのビッグマッチだろうが、Dynamiteの通常回だろうが、彼の試合に血はつきものです。

先日放送されたDynamiteでの石井智宏戦では激しい攻防によって流血し、後楽園ホールで行われたNJPW STRONG Independence Dayでは葛西純やエル・デスペラードを相手に激しいデスマッチに挑み、大量に流血しました。

プロレスにおける流血はしばしば批判の対象になりますが、モクスリーの頻繁な流血にはまた違った批判的な意見もあります。WWE殿堂入りレスラーのブリー・レイは、あまりにも頻繁な流血によって、流血が本来持つ重要な意味が軽くなっていることを批判しました。

【AEW】ブリー・レイ「ジョン・モクスリーは流血しすぎだろ。意味を果たさなくなっている」
AEWは大手団体の中でも特に流血の多い団体です。男女問わず、試合中の出血はよくありますし、セグメントでも流血はつきものです。 先日放送されたDynamiteの最新回のメインイベント...

こうした意見に対し、モクスリーはSports Illstratedによるインタビューの中で反論しました。

現代のプロレスにおける血について、論文を書いたんだよ。聞きたいか?

プロレスはコンバット・スポーツなんだよ。大学のレスリングもそう。彼らは、血が出たらタイムアウトを取ってパッチアップする。UFCやボクシングの最初の試合でも、誰かが眉に少し血をつけていたり、鼻から血が出ていたりするかもしれない。でも、彼らは血のスポーツを売り物にはしていない。それは「血を見るために試合を見ろ!ゴアなものを見るために観戦しろ!」というものではない。それは一部の美学だな。リアリズムを加えるんだ。

「これは脈略のない、唐突に組まれた試合だ。何でそこで流血するんだよ?」と言う人がいる。先週、石井智宏との試合で聞いたよ。彼は史上最高のレスラーの一人だ。その瞬間を逃すわけにはいかない。俺は全力でやるよ。そうせずにいられるか?それから、「モクスリーは流血なしに良い試合ができない」と聞く。オーケー、俺の主張を代弁してくれてありがとう。毎回やるよ。

この論文のポイントは、「プロレスはコンバットスポーツだ」ということ。個人的な恨みでもない限り、試合で血を流すことは許されないのか?誰かが誰かの妻と寝たり、車で誰かを轢いたりした後の5ヶ月間の恨みだけが、血を流すことを許すとでも?それだけが、毎回同じように見えるこの劇的な真紅のマスクを許すのか?

俺にとってのリアリズムは、プロレスがコンバット・スポーツである以上、すべての試合で血が流れる可能性がある、ということだ。プロレスは不条理なものだが、これは不信感を抱かせるものでもある。

俺は、量は少なくてもいいから、プロレスの試合でもっと血が流れるべきだと思う。もし、カード上のすべての試合で眉が切れたり、鼻血が出たりするなら、それはただのスポーツの一部だ。でも、血がホースのように飛び散るようなゴアな光景はいらない。俺たちは毎試合、お互いの顔を肘で打ったり、蹴ったりしている。こんなことをやって流血しないなら、人間の体は何でできていると言うんだ?

モクスリーらしい、彼なりのリアリティへの意識が感じられる発言ですね。

(Wrestling Observer)

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