先日、元WWEアナウンサーのジョナサン・コーチマンが「WWEの親会社TKOは、ローマン・レインズの契約内容の見直しや減俸を求めた」と発言し、物議を醸していました。
レインズといえば、2010年代以降のWWEにおける最大のスター。特に2020年代のBloodlineでの活躍は素晴らしいものがあり、誰もが認めるビッグスターへと成長しました。
WWEは彼の活躍を非常に高く評価し、以前から超高額の年俸を支払っていました。試合数は少なくとも、その存在は金になる。対価をしっかり支払い、これからも存分に働いてほしい…と願っていたのです。
それだけに、コーチマンの発言は「TKO時代のWWEが、以前と違う団体になったことを示唆している話だ」などと一部で話題になっていました。しかし…。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーは、この噂は完全否定。レインズは今も「ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)を除けば、現役選手で最も高い年俸を受け取っている」とし、コーチマンの発言を事実無根だと批判しました。
メルツァーによれば、現在のWWEで年俸500万ドル(約7億2000万円)以上の報酬を受け取っているのは少なくとも7人。さらに今年その大台に到達する可能性がある選手が2人いるといいます。以前の報道では、コーディ・ローデスやAJスタイルズらは年俸300万ドル(約4億3000万円)程度だとされていましたが、実際にはもっと高いのかもしれません。
現在、メインロースターの最低年俸は35万ドル(約5000万円)。活躍すればその分だけ昇給できますし、夢のある職場です。その分、競争も激しく、生き残るのは大変ですが…。
ちなみに、コーチマンはHHHとロック様の不仲説に言及し、「HHHは今後18ヶ月以内にWWEから追放される」とも発言していました。



(Wrestling Observer, WrestlingNews.co)
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