WWEがジョン・シナ引退試合の結末への批判殺到に「不意を突かれた」？内部でも異論があったと報じられる

ネバーギブアップの男、ジョン・シナが引退試合でタップアウト負けを喫したことで、プロレス界は大いに荒れています。

グンターのスリーパーに、微笑みながらタップアウトしたシナ。一部では「負けて引退は業界の伝統だ」「シナのキャリアに泥を塗る結末だ」など様々な意見が交わされ、議論は止まりそうにありません。

レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、WWE内部ではこれほどまでに批判の声が大きいことを予想しておらず、「不意を突かれた」ような状態なのだそうです。

WWE内部にも、あの決定に同意していなかった人は大勢いた。だが、責任者がそれを実行したんだ。一つ言えるのは、彼らが公には違うことを言うかもしれないが、あの反応には完全に不意を突かれたということだね。

「我々が意図してやった、批判が来るのは分かっていた、代償として仕方ない」なんて考えではなかった。観客からのチャントを浴びたHHHが「もっとうるさいかと思ったよ」も言ったのは防衛本能によるものだったんだよ。

反応についての議論が全くなかったとは言いたくないが、反応についての議論はなかったと聞いている。

また、これほどの批判が起きた背景として、ジョン・シナが「ネバーギブアップ」をスローガンにしてきた選手であり、ファンがそれを強く信じていたからだ…と分析しています。もし彼がグンターのスリーパーに失神していたら、これほどのことにはならなかったかも…。

一方、RAW最新回でグンターがとんでもない量のブーイングを浴びたことは、シナ引退試合の結末を支持する材料になるだろう、とも指摘されています。シナのキャリアの終わり方に納得できないファンが多いとしても、今後のグンターの活躍ぶりで挽回できる…かもしれません。

（Wrestling Observer）

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