2024年のメインロースター昇格以降、イリヤ・ドラグノフはなかなか確固たる立場を築けずにいます。
2019年にWWEへ入団し、狂気的なファイトスタイルや強烈な個性を活かしてファンを沸かせてきた実力者。NXTやNXT Ukで多くの名勝負を生み出し、特にグンター(ウォルター)との対決は名勝負数え歌として今も愛されています。
しかし、メインロースター昇格から数ヶ月後に負傷し、1年近く欠場することに。2025年10月にSmackDownで復活すると即座にUS王座を獲得し、再び勢いを取り戻す…と思いきや、同年12月にタイトルを失った後は番組への出場機会が減り、2026年のRoyal Rumble以外にPLE出場もありません。
こうした状況にある背景として、WWE内部における彼の評価がイマイチであることが影響しているようです。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、彼への内部の評価は「代わりの利くミッドカーダー(中堅)」。その強烈な個性はいまいち評価されておらず、選手層の厚いメインロースターの中で埋もれてしまっているようです。
単に、今のクリエイティブ・チームには、ストーリーラインを用意している他の連中がいるってことだと思うよ。ほら、何人かの選手を追加すれば、どうしても何人かは埋もれてしまうものだ。クリエイティブ・チームにとってのドラグノフは、確かにユニークなキャラクターではあるけれど、代わりの利くミッドカーダーの1人に過ぎないんだ。
彼を使って何かをすることもできるし、再び浮上させることもできるけど、そういう連中なら他にもたくさんいるからね。クリエイティブ・チームは彼をトップの選手としては見ていない。ただそれだけのことさ。
こうした状況の中で、ファンが彼のWWE退団・AEW移籍を希望するような風潮が生まれつつあります。WWEロースターの中でも特に「ネット上のプロレスファン」からの評価が高い彼は、AEWでこそ輝く才能を持っている…とも認識されているのです。実際、AEWには手の合う相手が多いはず。ウィル・オスプレイあたりとの試合はとんでもない内容になりそうですね。
WWEに残って評価を高め、トップスターへの道を目指すのか。それともAEWなど他団体の選択肢を探るのか…。彼とWWEの契約がいつまで続くかは不明ですが、いつか決断の時が来るかもしれません。
(Wrestling Observer)
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