ロッキー・ロメロが、ジョン・モクスリーを2019年のG1 Climaxへ誘った際の舞台裏を明かしました。当初は過酷な日程に戸惑ったモクスリーでしたが、妻ルネ・パケットとの会話を経て、わずか数十秒で参戦を決断したといいます。
モクスリーは2019年にWWEを退団した後、新日本プロレスのオフィスで働いていたロッキーに「新日本へ出場したい」との意向を伝えていました。ちょうどG1 Climaxの開催時期が近かったため、ロッキーG1への参戦を持ちかけたとのことです。
そこで最初に浮かんだ案が、時期的にも「モクス、G1に出てみないか?」というものだった。彼はためらって、「うーん、どうだろう」と答えたんだ。WWEを出て最初に挑むものだからね。
いきなり30日間の巡業だ。新日本プロレスで初めて試合をするような段階で、いわば猛獣の群れに放り込まれるようなものだった。電話を切る時、彼は「考えさせてくれ」と言っていたよ。
でも、その会話から30秒後か、長くても1分後だったと思う。彼は妻のルネに「G1に出てほしいと言われた」と話したんだろうね。すると彼女は「何が問題なの?」と言ったらしい。
それで彼も「そうだな。俺はG1に出る必要がある。これはすごいことだ」となった。本人も、そんな話が来るとは思っていなかったんじゃないかな。
すぐに電話をかけ直してきて、「出るよ」と言ったんだ。結果的に、モクスがWWEを離れて、そのままG1へ向かったのは最高に格好いい出来事の一つになった。本当にすごいことだよ。さっきも言ったように、こういう経験が伝説を作るんだ。
ロッキーによると、モクスリーが迷ったのは出場に消極的だったからではなく、WWE退団直後に未知の環境で過酷な巡業へ飛び込むことへの戸惑いからでした。しかし、ルネの率直な反応を受け、自分にとって逃せない機会だと考え直したようです。
モクスリーは2019年6月に新日本プロレスへ初参戦し、ジュース・ロビンソンを破ってIWGP USヘビー級王座を獲得しました。その翌月に開幕したG1 Climax 29ではBブロックに入り、開幕から5連勝を記録するなど強い存在感を示しました。
最終的にモクスリーは5勝4敗の10点でリーグ戦を終え、Bブロック2位タイとなりました。優勝決定戦進出には届かなかったものの、WWE退団から間もない時期に新日本プロレスの過酷なリーグ戦へ挑んだ経験は、その後のキャリアを象徴する出来事の一つとなっています。
G1参戦がモクスリーにもたらしたもの
注目したいのは、モクスリーが安定した道を選ぶのではなく、WWEで築いた評価をいったん脇に置き、新しい環境で自分を試す決断をした点です。G1は試合数だけでなく、対戦相手のスタイルや長期巡業への適応も求められるため、退団直後の選手にとって簡単な選択ではなかったでしょう。
それでも参戦を即決した姿勢は、既存のイメージから脱却しようとしていた当時のモクスリーをよく表しています。ロッキーが「伝説を作る経験」と表現したように、この挑戦は勝敗以上に、現在まで続くモクスリーのレスラー像を形作った出来事だったのではないでしょうか。
(情報源: Fox News Digital / Fightful)
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