WWE殿堂入りのJBLが、ポッドキャストSomething to Wrestleで、わずか9日間で終わったサミ・ゼインのWWE王座について、ファンや批評家が思う以上に彼にとってプラスになったと主張しました。特に王座陥落後にサミが見せたプロモを、これまでで最高の出来だと絶賛しています。
サミ・ゼインは、2026年6月のサウジアラビア大会Night of Championsでコーディ・ローデス&グンターとのトリプルスレット・マッチを制し、統一WWE王座を戴冠しました。しかし、現地7月6日のRAWでは、本来の挑戦者だったコーディがグンターの襲撃で欠場となり、代打として地元シカゴで登場したCMパンクにまさかの敗北を喫します。王座在位はわずか9日間。ファンからは「扱いが酷すぎる」などWWEのブッキングを批判する声が相次ぎました。
王座を失った直後、サミはバックステージで感情を爆発させるプロモを残しました。24年かけてつかんだ頂点をわずか9日で失った悔しさをぶつけ、最後には床に崩れ落ちて涙を見せています。WWEはこの映像を公式SNSで公開しました。
.@SamiZayn speaks. 😳
— WWE (@WWE) July 7, 2026
「9日間の王座」をJBLはどう評価したか
JBLの主張の根幹にあるのは、在位日数の短さよりも、そこでサミが得たものの方が大きいという考え方です。人々が「たった9日間」と切り捨てがちな点に、あえて別の角度から光を当てました。
この9日間の王座がなかったら、サミは手にできなかったはずの、本物のリアルさみたいなものを、今回の件は彼に与えたのかもしれない。ここで彼にとてつもなく大きなものをもたらした可能性があるんだ。
ほら、みんなよくこう言うだろう。「なんだ、9日間しか持ってなかったのか」ってね。トミー(・リッチ)なんて最初はたった7日間だったんだぞ。彼はちゃんと戴冠した。それが何より大事なんだよ。
そして今、サミにはこうして文句をぶちまける材料ができた。俺はそれが最高だと思う。あのプロモは、俺が見てきた彼のなかで文句なしにベストだった。本当に見事だと思ったよ。もしこの一件から俺たちがこういうサミ・ゼインを手にできるなら、それは俺にとっては勝ちさ。
サミが切ったあのプロモを見たんだけど、最後に彼はこう言ったんだ。「このクソ野郎が」ってね。まあ当然そこはテレビには乗せないだろうけど、とんでもなく素晴らしいプロモだったよ。
「パンクはヒールが一番」JBLの持論
JBLはまた、CMパンクの立ち位置についても持論を語りました。ベビーフェイスとしても良いが、ヒールとしてこそ一級品だという見方です。
俺はパンクはヒールのほうが好きだね。彼は最高のヒールだと思う。ベビーフェイスとしても悪くないけど、やっぱりヒールとして一級品だと思うんだ。
もちろん、ベビーフェイスの彼も好きだよ。ただ、俺はベビーフェイスってものが好きじゃないんだ。全員嫌いだよ、本当にね。彼なら最高のヒールになれるし、俺はヒールの彼が大好きなんだ。
なお、JBLが引き合いに出したトミー・リッチは、1981年にNWA世界ヘビー級王座をごく短期間だけ保持したことで知られる選手です。
「9日間」をどう捉えるか
注目したいのは、JBLが短命王座を「失敗」ではなく「素材」として捉えている点です。短い王座を疑問視する声もあるものの、24年の下積みを背負ったサミが本気の感情をさらけ出したあのプロモは、数か月の“安全な”王座よりもキャラクターを前に進めた面があるのではないでしょうか。
王座陥落からSummerSlamに向けては、パンク、サミ、そして挑戦の機会を奪われたコーディ・ローデスという三者の因縁が未消化のまま残されています。今回の9日間がサミにとって本当にプラスだったのかは、この夏の描かれ方が答えを出すことになりそうです。
(情報源: Something to Wrestle / 411Mania)
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